人工関節治療センター

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人工股関節置換術

変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどによる、股関節の変形に伴う疼痛、歩行困難の患者さんで、保存療法で改善が得られない方に、人工股関節置換術をおこなっています。

人工股関節は骨盤(臼蓋)側と大腿骨側の両方の骨を削り、金属やポリエチレンなどの人工材料(インプラント)を使って置き換えます。

当院では、大腿骨側は骨セメントを用いたインプラントの固定を、骨盤(臼蓋)側には、骨セメントを使用する場合と使用しない場合と症例に応じて、使い分けをしています。

骨セメントを用いたインプラントを使用し、関節の動く部分(摺動面)には超高分子ポリエチレン、セラミックなどを用いることにより、長期に安定した耐久性を残せるよう心がけています。

手術は大腿の外側を約12cmほど切開し、前側方からインプラントを設置します。当院では、正確にインプラントを設置して長期耐久性を持たせるよう小切開(7-10cm)での手術は行っていません。

術後は手術所見(特に骨移植の量)にもよりますが、翌日には車いす乗車が可能になり、疼痛が許せば、歩行して頂いてもかまいません。なるべく早期にリハビリを開始することは、術後の合併症の予防にもなり、大変重要なことです。

多くの患者さんは術後3-4週で退院できます。早い方は2週程度で退院する方もいます。退院の目安はひとりで安定した歩行や階段昇降、身の回りの軽作業ができることとしています。

他院と比べて若干入院期間が長いと感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、長期に安定して耐久性を持たせ、十分な教育やリハビリテーションを行うのに必要な期間と考えています。

人工股関節手術では、輸血が必要になることはあまりありませんが、自己血採血を行い、出血に備え、準備を行います。

入院後の一例

手術前日 夕食まではお食事の制限はありません。
シャワー浴をして清潔にしていただきます。
手術当日 朝5時まで飲水が可能です。
手術(2-3時間かかります)
病棟に戻ってからは、当日のみベッド上安静
手術翌日 関節内の排液管(ドレーン)、尿管などを除去したは車いすでトイレへ行くことができます。
手術側の荷重制限は基本的にありません。
手術2-3日後 リハビリテーションを開始します。
(歩行訓練、筋力訓練、可動域訓練など)
手術後3週 安定した歩行、階段昇降、身の回りの軽作業などが行えることを確認して、退院日を決定します。
(人工股関節 初回手術の一例です)

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 整形外科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)