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お知らせ

臨床研究にお子様の診療情報を利用する医学研究への協力に関するお願い

東邦大学医療センター大森病院小児科(小児循環器科)では、再診診療を患者さんに提供出来るように、治療に苦慮する疾患に対して新しい診断、治療、予防を研究していく使命があります

皆さんが受けられる診療では、病歴やレントゲン等の画像、検査値が記録されており、これを記録情報と呼んでおります。血液や組織等は、検査や手術終了後に余りが生じることがあり、これを残余検体と呼びます。

医学進歩の研究に、この様な記録情報や残余検体は大変貴重です。そこで私たちは皆さんに、これらを研究に利用する事の必要性を十分にご理解いただき、ご同意いただいた上で、有効に用いさせていただきたいと考えています。私たちは皆さんの個人情報保護に十分に配慮して研究を実施します。なお、全ての研究は倫理委員会で承認が得られた後に実施します。

患者様ご自身、その御家族(患者様が15歳未満の場合)の記録情報や残余検体が研究に用いられることを拒否する権利をお持ちです。そして拒否しても、何ら診療に不利益が生じることはありません。診療を行っている現時点では、どのような研究に記録情報や残余検体が使われるか決まっていませんが、将来研究に使われることに「同意できない」「使わないで欲しい」というご意思がある場合には、あらかじめ申し出て下さい(不同意書の提出)。皆さんから不同意の申し出がない場合には、同意されていると私たちは考えて(包括同意と呼びます)、研究に利用させていただきます。

研究を目的に計画的に記録や検査、採血などを行う際は、包括同意で研究は実施しません。担当医があらためて皆さんに、研究にご協力いただけるかどうか、ご意思を伺います(説明と同意の取得)

以上、ご不明の点があればご自由に担当医にお尋ね下さい。

東邦大学医療センター大森病院 小児科

現在行われている臨床研究

1.「小児期発症肺動脈性肺高血圧症においてpulmonary arterial capacitance index(PACi)は疾患重症度と相関し予後予測因子となる」

a.研究の概要

既に行われたカテーテル検査で得られた数値を解析して得られるPACiが転帰に対する予測ができるかを検討する研究です

b.対象となる患者様

特発性および遺伝性肺動脈性肺高血圧症

c.必要となる診療情報

過去の外来受診時や入院治療や定期的検査の際の既存の診療情報
年齢、性別、採血およびカテーテル検査所見が含まれます
本研究のために追加で行われた日常診療を超えた検査はありません

d.個人情報の取り扱いなど

個人情報の漏洩に配慮された研究です
氏名や住所など個人を特定する情報は含みません。
このため、患者様やご家族より文書による同意を必要といたしませんが、
研究に使われることに「同意できない」「はじめは同意したが撤回したい」というご意思がある場合には、申し出て下さい

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 小児科学講座

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)