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診療の特色

子どものあらゆる病気に対応する子どものための「総合診療科」です

東邦大学医療センター大森病院 小児科は、子どもの身体的・精神的な健康を守り、社会的にも健やかに生活できるよう、小児の「総合診療科」として社会に貢献することを目指しています。特定の専門分野に特化するのではなく、どんな病気に対しても質の高い医療を提供できるよう、ひとつの科の中にさまざまな専門外来を設けているのが、当科の大きな特色です。
いずれも各専門分野において全国でも有数の実績を誇る医師がリーダーとなり、全力で診療にあたっています。 外科的治療が必要な場合には、小児外科、小児心臓血管外科と緊密に連携し、適切に対応しています。 さらに、新生児科(総合周産期母子医療センター)との連携のもと、胎児の循環器疾患の診断・治療にも力を入れています。

24時間体制で、1次救急から3次救急まで迅速かつ的確に対応しています

発熱や嘔吐など大人にとっては一般的な症状でも、子どもにとっては救急状態である場合が多くあります。当科ではどのような緊急の症例でもいつでも迅速に対応ができるよう、24時間体制の救急外来を設けています。比較的軽症な1次救急から重症度の高い3次救急まで、常時対応しています。3次救急に対しては、小児のICUで治療を行います。

“Life Long Medicine(ライフロングメディスン)” — 胎児から成人まで個々の患者さんの“生涯医療”を目指しています

施設によっては、小児科で診療を行う年齢を、ある程度限定しているところもあります。しかし、子どもの頃に築いた医師との信頼関係を、長く保ち続けたいと希望される患者さんは多くいらっしゃいます。当科では、このような子どもたちの社会観を重視し、あえて年齢制限を設けておりません。当科を受診された小児の患者さんが、成人になられてからも、診療を継続しています。
こうした診療体制を長年続けていることから、当科には親子2代で受診される患者さんも少なくありません。長きにわたり蓄積された一人ひとりの成長に伴う“プライベートメディカルヒストリー(病歴書)”から、家族性や遺伝性の病気などの予測や予防につなげられる例も多くあります。

また、前でも触れたように胎児の診療にも積極的に取り組んでいるため、当科が診ている患者さんの年齢層は「生まれる前から高齢になるまで」と、ますます幅広くなっています。

当科での診療を必要とされる患者さんを、生涯にわたりサポートする“Life Long Medicine(ライフロングメディスン)”を今後も目指していきます。