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女性医師支援・育児支援

東邦大学におけるダイバーシティ

本学は、1925年(大正14年)に女性の理科系教育の向上と健全な人間性の形成を目標に、帝国女子医学専門学校として発足したこともあり、女性研究者支援に積極的な土壌が備わっていました。
そのような中、2008年(平成20年)に私学共済日本私立学校振興・共済事業団新規学習ニーズ対応プログラム支援に採択され、女性医師支援室が開設されました。この活動を契機に、2009年(平成21年)に文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業に採択され、以後本学の男女共同参画は飛躍的に発展しました。「男女共同参画推進センター」の行った主な事業は・女性医師支援、・准修練医制度、・病児保育室 ひまわり・ベビーシッター育児支援制度、・マタニティ白衣貸与制度などが挙げられます。
その後2015年(平成27年)に文部科学省 科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ<連携型>」(代表機関 千葉大学)に共同機関として参加し、2017年(平成29年)から現在のダイバーシティ推進センターとなっています。センターでは、ダイバーシティ(diversity:多様性)を大切に、個性豊かな人材が共に働き、一人一人がその能力を十分に発揮できるような環境の拡充を目指して活動を行っています。

女性医師支援の概要

女性医師がやむなく離職してきた背景には、臨床現場における“ALL OR NON”の原理が存在してきたことが挙げられます。
すなわち、皆と同様の勤務ができなければ臨床現場を去ることが余儀なくされてきました。
部分勤務制など柔軟な勤務体制の導入を始め、以下の支援体制により、子育てとキャリアの両立をサポートします。
また、女性医師だけではなく、研究者や職員も利用できるような支援体制を整え、すべての教職員が長く、安心して働ける環境づくりを目指しています。

支援内容

  • 准修練医制度
  • 病児保育室 ひまわり
  • ベビーシッター育児支援制度
  • マタニティ白衣貸与制度

小児科スタッフの一人として・・・

当小児科では、男女共同参画推進センターの事業で2010年1月に開設された「東邦大学病児保育室ひまわり」の運営に関わっております。病児保育とは「単に子どもが病気の時に、保護者に代わって子どもの世話をすること」を意味しているのではありません。病気の時にこそ、保育士、看護士、栄養士、医師などの専門家集団が、子どもの健康と幸福を守るために保育・看護を行うことを意味します。元々は、女性研究者が子育て中に直面する、「病気の時にいつもの保育園に預けられない」=「仕事を休まなくてはいけない」という、子育てと仕事の両立困難をサポートするために開設されました。実際、当小児科の女性医師も病児保育室を利用することによって、子育てと仕事の両立が可能となり、大学でのキャリアを継続しています。

詳しくは、東邦大学病児保育室 ひまわりHP をご覧ください。
また実際に子ども達の様子がご覧になれる「保育士ブログ~ひまわりの部屋~」も是非ご覧下さい。

病児保育ひまわりの室長として

元々は、女性研究者が子育て中に直面する、「病気の時にいつもの保育園に預けられない」=「仕事を休まなくてはいけない」という、子育てと仕事の両立困難をサポートするために開設されました。実際、当小児科の女性医師も病児保育室を利用することによって、子育てと仕事の両立が可能となり、大学でのキャリアを継続しています。現在開設から10年が経過し、のべ5,000人以上のお子さまにご利用いただきました。最近では、決して「働く女性だけに必要な支援」ではなくファミリーサポート、そして職場の円滑な運営などにも必要な支援ではないかと思っております。また、ダイバーシティを掲げる東邦大学においては、多様な働き方を容認することが求められます。よって、「ひまわりがあるから、子どもの具合が悪くても絶対に預けて働きなさい。」ではなく、利用者が自ら「使いたい」と思って利用することが前提です。そして預ける保護者には、「安心して」預けていただけるように、お預かりしたお子さまは「ひまわりで遊べてとっても楽しかった」と思ってもらえるような場を提供するよう努力しております。

詳しくは、東邦大学病児保育室 ひまわりHP をご覧ください。
また実際に子ども達がニコニコ保育を受けている様子がご覧になれる「保育士ブログ~ひまわりの部屋~」も是非ご覧下さい。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 小児科学講座

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)