お子さんへのサポート
入院するお子さんへの関わり方や準備について
お父さん、お母さんにとって入院や手術についてお子さんに説明することはどうやって説明をしたら良いのかという難しさや不安を感じたり、お子さんが入院を嫌がって泣いてしまうことを心配されたりするかもしれません。
しかし、お子さんにどうして入院するのか、その必要性を事前に説明することは、実際に入院のために病棟に入ることや、病院でお泊りをするということへのお子さんの不安を軽減することにもつながります。
しかし、お子さんにどうして入院するのか、その必要性を事前に説明することは、実際に入院のために病棟に入ることや、病院でお泊りをするということへのお子さんの不安を軽減することにもつながります。
入院や手術について、できる限りお子さんにとってわかりやすい言葉で、隠さず正直に説明をしましょう。病気の部位や、痛いところを治してもらうためだということがわかることで、子どもたちは入院の必要性を子どもなりに理解することができます。「手術」という言葉がわからない低年齢のお子さんであれば、「眠っている間にお腹を治してもらうよ」などの簡単な言葉を使って説明して下さい。そして、「手術で治してもらったらお家に帰れること」を必ず確認してあげて下さい。

子どもから自由に質問し、感じたことが言えるような環境の中で説明を行って、何か気になることや聞きたいことがあれば、家族や医療者にいつでも質問して良いことをお子さんへ伝えましょう。
説明に適した時期は年齢によっても変化します。幼児であれば、入院の数日前に伝えると良いでしょう。しかし、小・中学生であれば、理解を深めたり、本人が質問をしたりする時間がとれるように、前もって説明をすることが必要でしょう。術前検査や麻酔科受診で病院に来る場合には、その検査に合わせて説明をしても良いでしょう。
入院や手術の話題について、話を聞く心の準備がまだできていない場合には無理に話を進めなくても構いません。しかし、本当は手術をするのに、本人を安心させるためと思って「検査だけだよ」などと嘘をついたり、隠し事はしたりしないようにして下さい。本人の心の準備ができていない場合や、説明した際のお子さんの反応や言動に不安がある場合には、外来で医師に伝えて下さい。術前の外来や入院時に、C L Sからお子さんに説明したり、お子さんへのサポートに入ることができます。
入院準備の際には、お子さんと一緒にお気に入りの絵本やぬいぐるみ、人形、玩具、D V D、パジャマ、ブランケット、おしゃぶり、家族の写真やお手紙など、持っていきたいものを相談しながらお泊りの荷物を準備しましょう。
ご両親は、入院中もなるべく普段通りにお子さんへ接するようにしましょう。また、面会時間が終わる際には、次にいつ会えるのか、明日は誰が面会に来るのかを伝えることはお子さんの安心にもつながります。

幼児に向けた説明について
「手術」や「麻酔」と聞いてもそれがどういうものかがわからないお子さんに向けて、どのように説明をしたら良いかの一例です。
手術:麻酔という眠るお薬を使って寝ている間に、病気や痛みのある部位を治すこと
全身麻酔:手術で治してもらう間に眠るためのお薬。
(夜眠るのとは違い、麻酔のお薬が効いている間は起きることはなく、手術を受けている間のことも覚えていません。)
(夜眠るのとは違い、麻酔のお薬が効いている間は起きることはなく、手術を受けている間のことも覚えていません。)
