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当科の特徴

地域の基幹病院として

当院は、東京都区西南ブロックの基幹病院として小児医療を提供させて頂いております。小児外科の病気は個々の症例は数少ないものの、病気は多彩であるため一施設で多数の手術を行うこと、集約化が重要と考えています。これまで以上に連携・搬送にご協力頂きたく存じます。当科では新たな治療の開発、小児外科医、研修医、医学生の教育についても使命を果たしてまいります。

小児医療センターとして

当院の特徴の一つに「小児医療センター」が挙げられます。新生児期から思春期まであらゆる分野のエキスパート(小児科、小児循環器科、小児心臓血管外科、脳神経外科、腎センター)がカバーしています。一般に大学病院がすべての小児疾患をカバーできるとは限りません。当科と関連各科が密に連携協力してチーム医療を行います。小児がんについては、東京都小児がん診療病院に指定されており小児血液腫瘍グループや放射線科と連携して治療にあたります。
また、患者さんの家庭や取り巻く社会的背景にも配慮すべく、医師、看護師の他、チャイルドライフスペシャリスト(CLS)、心理士、社会福祉士など多くのコメディカルとともに支援を行ってまいります。

小児の内視鏡外科専門施設として

手術はできるだけ受けたくないものです。もしどうしても手術が必要であるならば負担の少ない小さな創で行いたいと考えています。安全面を最も重要視いたしますが、創部が小さいと整容性だけでなく術後の回復も早いというデータも明らかになりつつあります。全ての治療に内視鏡が用いられる訳ではありませんが、患者さんの負担をいかに軽減できるかを考えながら、胸腔鏡・腹腔鏡を用いた内視鏡外科手術を行っております。
特に胸部手術におきましては、6ヶ月以上であれば2箇所(2cm程度、7mm程度)または1箇所(2cm程度)の創部で安全に手術を行うことを基本としております。

総合周産期母子医療センターとして

当院は、東京都指定12施設の「総合周産期母子医療センター」の一つに指定されています(2021年1月現在)。

「総合周産期母子医療センター」とは、母体・胎児集中治療管理室(MFICU)を含む産科病棟及び新生児集中治療管理室(NICU)を備えた医療機関のことで、母体・新生児搬送の常時受け入れ、母体の救命救急への対応、ハイリスク妊娠に対する医療、高度な新生児医療などを担います。センターは、母体・胎児集中治療管理室(MFICU)を9床、新生児集中治療管理室(NICU)を15床、新生児強化治療管理室(GCU)18床、正常新生児室20床を完備し、当院のある東京都大田区を中心とする都内をはじめ、神奈川県、埼玉県、千葉県など関東圏から幅広く新生児を収容しています。
当科では新生児科や産科と定期的にカンファレンスを行って協力体制を築いており、高度な管理を必要とする超低出生体重児や先天性疾患に対して必要とされる外科治療を行っています。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 小児医療センター
(小児外科)

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)