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内野敬シニア・レジデントが「新井・水吉奨学金」を受賞しました。

内野敬シニア・レジデントが「新井・水吉奨学金」を受賞しました。

 この度、精神神経医学講座シニア・レジデント 内野敬先生への「新井・水吉奨学金」交付が決定しました。12月2日に授賞式が執り行われ、炭山嘉伸 東邦大学理事長から賞状と目録が授与されました。「新井・水吉奨学金」は、本学名誉教授新井尚賢先生及び医学博士水吉喜巳先生の寄付金及び本基金の趣旨に賛同するものの寄付金をもって設定された「新井・水吉奨学基金」から、精神医学に関する優秀な研究や論文に対して授与される大変栄誉ある賞です。

 受賞論文:
An integrated youth mental health service in a densely populated metropolitan area in Japan: Clinical case management bridges the gap between mental health and illness services. Early Intervention in Psychiatry 16: 568-575, 2022

 内野敬医員は、2019年4月から開始された厚生労働科学研究「地域特性に対応した精神保健医療サービスにおける早期相談・介入の方法と実施システム開発についての研究(研究代表者:根本隆洋)」において比類のない活躍をみせ、北千住駅前で開始した、精神科早期介入の主要な対象である若年者に向けた「ワンストップ相談センターSODA」の開設に中心的な役割を果たしました。推薦論文は、同センターにおける活動の詳細と、今後本邦で構築される「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」への早期相談・支援の導入に向けて、重要な知見と示唆を与えるものであり、本奨学金受給に相応しいと評価されました。今後の更なる活躍が大いに期待されます。