診療方針

暖かな心を持ち、高度な医療を安全に患者さんに提供することを目指しています

東邦大学は手術を行う診療科の数が多い(17診療科)ことが特徴です。様々な手術に対応するため循環器麻酔、脳神経外科麻酔、小児麻酔、産科麻酔、区域麻酔、ペインクリニックのリーダーを決め、広い領域をカバーしています。

<循環器麻酔>勝井真咲アン、サムナロバート、中込尚子

心臓血管外科麻酔では成人症例から小児の先天性心疾患の手術まで年間200件の症例があります。最近ではTAVIやWATCHMANといったハイブリッド手術室を使用したカテーテル治療の麻酔管理も行っています。研修内容として、まず成人開心術の麻酔管理を研修することで麻酔科専門医を取得するために必要な症例数を経験します。さらに緊急手術にも対応できる能力を養います。そのうえでJB-POT取得や心臓血管麻酔専門医取得をサポートします。心臓血管外科麻酔は非心臓手術の麻酔管理にも応用でき、自信につながります。

<脳神経外科麻酔>武田吉正、里元麻衣子

年間250件の脳神経外科手術を神経麻酔集中治療指導医が担当しています。術者とコミュニケーションをとり、高度な医療を支えています。今年度はawake craniotomyを開始予定です。
教育プログラムでは脳外科手術の輸液管理からawake craniotomyの術中管理まで専門知識と技術をわかりやすく指導しています。

<小児麻酔>武藤理香、川瀬宏和

ソケイヘルニアなどのminor surgeryから新生児疾患、先天性心疾患、腎移植など専門性を要する疾患まで、年間400件の小児麻酔に対応しています。
小児医療に携わるスタッフは皆優しく、術前評価から麻酔技術、術後管理に至るまで丁寧に指導しています。

<産科麻酔>川瀬宏和、古川力三

出生前手術(内視鏡的胎盤吻合血管焼灼術、年間50件)、帝王切開術(年間300件)など、胎児から出生まで、バリエーションに富んだ麻酔管理を行なっています。全ての妊産婦さんが安心・安全な麻酔が受けられるよう全身管理のプロフェッショナリストとして周産期医療に貢献しています。
麻酔科研修の早期から教育プログラムに組み込み、妊産婦の生理的変化を学習します。産科救急(産科危機的出血など)、新生児蘇生といった特殊な状況にも対応できる医師を養成しています。

<区域麻酔>武田吉正、大岩彩乃、坂本典昭

年間300件以上の神経ブロックを施行しています。整形外科領域にとどまらず、乳腺外科等、様々な診療科の術中・術後疼痛管理に貢献しています。
教育プログラムではパナソニックの解剖画像システムを用い、神経や筋肉の走行を効率的に学習します。更に臨床解剖で薬液の広がりや神経の走行を確認し、高度な医療を安全に習得します。

<ペインクリニック>佐藤暢一、大岩彩乃、坂本典昭

外来受診者は年間700名、ブロック件数は500件です。「慢性痛」や「がん関連痛」など、通常の治療では痛みが取れない疾患(帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、頚肩腕痛、腰下肢痛、術後遷延性疼痛、虚血性疼痛、幻肢痛など)を治療しています。診断・治療に加え、長期的な痛みの付き合い方を患者さんへ伝えられる総合的な痛みの専門家です。
教育プログラムでは解剖や薬理学的知識に加え、薬物、神経ブロック、高周波、脊髄神経刺激刺激療法など、幅広い治療技術を身につけます。患者さんが、痛みを乗り越えて日常生活へ帰ってゆくのは大きな喜びです。入局5年目にはペインクリニック専門医の資格取得を目指します。