診療実績
疾患別入院数(延べ)
当科の患者さんは大田区、品川区はもとより、多摩川を渡って川崎、横浜市からひろく受診されています。羽田空港に一番近い大学病院という立地から伊豆七島からも当科を選択される患者さんがいらっしゃいます。最近では北海道・東北地方から冬季(積雪期間)の間だけ、一人暮らしの高齢者血液疾患の既往のある方の避寒通院施設として受診される患者さんも増えてきました(ご家族が東京在住の場合です)。
日本の高齢化社会を反映して造血器疾患の患者さんの高齢化も進み、現在は入院患者さんの60%~70%が65歳以上の患者さんです。化学療法を中心に治療を進めていますが、年齢による抗がん剤の減量又は変更は多くの施設で症例ごとに、担当医(主治医)の判断で行われています。当科では65歳以上から年齢別の投与量、変更抗がん剤は科の方針として決められており、臓器機能に対応して最終投与量を決定しています。高齢者でも治癒を目指しています。一方で患者さんの状態(治癒を目指さない、治癒を目指せない)と希望をおりまぜて帰宅・在宅を目標に無理の少ない治療を施行しています。
当院では化学療法センターが1号館3階にあり、外来での化学療法を積極的に取り入れています。