診療科挨拶

長い歴史と高い実績を誇る心臓血管外科
縦横のつながりで、幅のある医師を目指せる環境

心臓血管外科【准教授・診療部長代行】藤井 毅郎

日本屈指の歴史を誇り、年間300例の手術を担う

東邦大学医療センター大森病院の心臓血管外科は、1959年6月に開設されました。国内でも非常に早い時期から心臓の外科手術を行っていた歴史のある診療科です。2019年も年間300症例に及ぶ手術を行い、冠動脈バイパス術における予定手術死亡率0.39%、緊急手術を含めても1.56%という成績をはじめ、豊富な実績を誇っています。本学の前身は、全国で二番目の女子医学専門学校である「帝国女子医学専門学校」でした。その名残か、今でもおだやかな校風が保たれ、非常に働きやすい環境にあると感じます。特に当医局は、上司と若い医師の関係が近く、お互いにリスペクトし合える関係を作れていると自負しています。

「志」のある医師を求む

常にともに考えて、ともに行動して、ともに手術や診療に当たります。同じ方向を向いて行っていくためにも、強い気持ちを持って、こういうことがやりたいんだと明確な「志」を持っている研修医に来ていただきたいと思います。現代では臨床で患者を助けたいという思い以外にも志があるでしょう。医学を学びたい、研究がしたいといったものでも、もちろん結構です。われわれは責任を持って育成しますし、常に研修医の将来を考えた環境を作っていきます。心臓血管外科は命に直結する厳しい仕事ではありますが、やりがいも感じられる仕事です。「志」のある若い先生に、ぜひ来ていただければと思っています。