診療科挨拶

正しい診断を重視し、あらゆる皮膚疾患に対応
実践的な「クルズス」で若手の不安を解消する

皮膚科【教授】石河 晃

専門外来も設置し、あらゆる皮膚疾患に備える

約70万人の人口を抱える大田区にあって、東邦大学大森病院は唯一の大学病院であり、基幹病院です。そのため病診連携が進んだ地域という背景があり、特定の疾患に特化するのではなく、あらゆる皮膚疾患に適切に対応できるように備えることをモットーとしています。水疱症外来、接触アレルギー外来、皮膚外科外来、乾癬外来、光線外来、ニキビ・アトピー外来、美容外来、レーザー外来など、さまざまな専門外来も設置している特徴もありますので、若い先生には幅広く皮膚科学を身に着けてもらえる環境となっています。

正しい診断を重視。ここでしか学べない診断法も

皮膚疾患は数が多く診断が難しいケースも多々ありますが、その一方で治療法は20種類ほどしかありません。だからこそ、診断が大切になります。
皮膚疾患が治らない原因の多くは診断の間違いであるため、当科では皮膚生検の過程を重視し、最適な治療を見つけ出せるように心掛けています。若い先生にも生検を担当してもらい、たくさんの可能性を考えて発表するように指導しています。
また、表皮水疱症における皮膚の電子顕微鏡ならびに蛍光抗体法を使った診断など、全国的に見ても行っている施設の少ない診断方法もあり、当科だからこそ学べることも多くあると自負しています。

診療内容、対象疾患、実績について

※2021年3月時点では乾癬で使用できる生物学的製剤は10剤あります。
※関東裕美医師は現在客員教授です。