診療方針

なくなることのないニーズに応えられる医師育成を

消化管、肝臓、胆膵から専門を決めるのは卒後6年目くらいです。後期研修では、まず最初の1年を大森病院で勉強してもらい、続く2年間は関連病院で修行してもらいます。5つある関連病院はクオリティ、指導体制ともに申し分なく、都内と神奈川県川崎市にあるため引っ越すことなく通勤が可能です。

消化器領域においては大腸がんや膵臓がんに加え、胆石関係の疾患やNASHなどもあり、この先20~30年は患者さんが減ることはないでしょう。また、現在議論されている内視鏡を使った大腸がん検診など新しい動きにも興味を持ってもらい、しっかり学んで高いニーズに応えられる医師を育成したいと考えています。

考えを汲み上げ、それぞれの状況に合った働き方を

当科には女性の医師も多く在籍していますし、性別だけでなくさまざまな考え方、背景を持った先生がいますから、できる限りフレキシブルな働き方に対応します。出産後の女性医師であれば准修練医や非常勤といった勤務形態も利用しながら、それぞれのライフスタイルにあった仕事の場を提供したいと考えています。

そのために個別面談を行い、この先数年のイメージやもっと先の将来像を、腹を割って話してもらう機会を設けています。そこで聞いた意見に沿えるよう心掛け、短期間で燃え尽きてしまうのではなく、やる気を持って長く働いていけるような環境づくりを目指しています。