診療科挨拶

国内屈指の歴史を誇る心療内科
患者に合った治療を展開し、若手の自主性も尊重

心療内科【教授】端詰 勝敬

私立大では日本初。歴史ある心療内科

心療内科は、診療科として独立してからまだ50年程度しか経っていない新しい領域です。その中で当科は日本で3番目、私立大学としては初めて設置された歴史のある医局です。内科領域の患者さんだけに留まらず、鬱や不安を含め地域の困っている人を助けるという考えのもと、広く患者さんを診察しているのが特徴でもあります。
薬物療法を中心に、当院オリジナルのリラクゼーション外来などの治療にも取り組み、検査をしてもハッキリと原因が分からない、あるいは検査所見に見合わない症状が出ている患者さんなどを心身両面から治療しています。

患者さんに合わせたきめ細かい治療を

患者さんの抱える症状は摂食障害や不眠、頭痛、下痢、しびれ、息苦しさ、めまいなど多岐にわたります。そのほか、会社に行けない人、電車に乗れない人、あるいは純粋な体の病気の患者さんもいらっしゃいます。
われわれが心掛けているのは、患者さんの背景をきちんと調べ、その患者さんに合った治療を行うことです。ガイドラインに書いてあるからこうする、というのではなく、個別性を重視して、アレンジしながらきめ細かい医療を提供することをモットーにしています。そのため、医師数に対する比率では多いと言える2名の臨床心理士も在籍しています。