診療科挨拶

内科、外科、小児科が一堂に会す国内唯一の医局
「腎不全の患者を救う」をキーワードに一致団結

腎センター【診療部長】酒井 謙

全国的にも例を見ない、対腎臓の混合診療科

当科は腎臓学講座という1つの講座、腎センターという1つの診療科に内科医、外科医、小児科医がそろう形態で、1980(昭和55)年、まだ透析医療や移植医療が黎明期だったころから続く全国的にも例を見ない医局です。
大学の講座は縦割りが普通ですが、患者さんにとっては蛋白尿や血尿、腎不全という症状があって、それらに対して人工透析、腎臓移植といった治療があるわけです。したがって、内科も外科も合体して有機的、連続的な生涯医療を提供できるシステムの方がメリットが大きく、そういった形態を取っていることが私たちの大きな特徴です。

日本最多の小児腎移植で子どもの成長を守る

年間におよそ50例の腎移植手術を行っており、都内では2番目、全国でも五指に入る症例数です。特に小児分野での腎移植は国内最多の症例数を誇っています。腎臓に問題を抱えるお子さんは、透析治療を行うと学校に行ったり友達と遊んだりする機会が失われ心身の成長のバランスが崩れてしまいます。その問題をカバーするのが腎臓移植であり、当科では1986(昭和61)年以来、この分野にも力を注いでいます。小児への手術は難しいものですが、子どもは国の宝ですから他施設で難しいと言われたケースでも助けようという気概を持って診療に当たっています。