診療科挨拶

あらゆる眼科疾患に対応するため、各分野の専門家がそろう
研究にも力を入れ、総合力を持った医師育成に心血を注ぐ

眼科【教授・診療部長】堀 裕一

スペシャリストをそろえ、バランス良く診療できる体制

当科の特徴の一つとして挙げられるのは、バランスよく幅広い疾患にしっかりと対応できることです。網膜の手術に特化したり、白内障ばかりを多く扱っていたりという病院もありますが、当科は何でもちゃんとやる、という総合的な診療を目指しています。
眼科は目だけを扱う診療科ですが、その小さな臓器をいろいろなスペシャリストが治療しています。角膜や網膜の病気、緑内障、加齢黄斑変性、あるいは小児眼科の領域まで、各分野の専門性を持ったスタッフをそろえ、どんな眼科疾患にも対応できる体制を整えているのが、当科の強みだと考えています。

特に力を入れる角膜移植と網膜硝子体疾患

目にまつわる広範な疾患を治療する前提ではありますが、その中で特に力を入れているのが角膜移植です。対応できる施設がさほど多くない中、当科では現在、年間およそ50件の角膜移植手術を行っています。高い技術を要する手技ですので、今後は若い先生にもたくさんの経験を積んでもらい、当科から角膜移植を発信できるようになればと思います。
そのほか、網膜硝子体疾患の治療にも注力しており、数多くの手術数、外来患者数を記録しています。医師を外科的治療、内科的治療の2グループに分け、両面から疾患にアプローチして治療に当たっています。