先輩医師の声

元外科医も在籍。多様な人材がそろう医局

本間 尚子(医学部病理学講座 准教授:2015年入局)

患者さんを治療する機会がないことをどうとらえるかは人それぞれだと思いますが、他科から研修などに来てのめり込んでしまった医師もたくさん見てきました。ここには元外科医や内科医もいれば歯科医師もいます。学卒の人や子どもを持つお母さんなど、さまざまな背景を持つ人がいて懐の深さを感じるのも面白いところです。

出産の可能性も考え、時間のコントロールしやすい病理へ

私は30歳を過ぎて医師になったので、自分の将来を考えて時間をコントロールしやすい病理診断科に進みました。その後、2人の子どもを育てましたがやはり働きやすさを感じました。事情があれば仕事を翌日に回すこともできますし、救急や当直もありません。体力的な負担も大きくありませんから、女性医師にも学卒などで遠回りした方にもおすすめできます。

直接治療しなくても感じられるやりがい

常にスライドガラスの向こうに患者さんがいることを意識して、その方にとって一番いい治療に結び付くであろう診断を行うことが病理診断医としてのやりがいです。患者さんと直接会うことはなくても、間接的に役に立てるという喜びがあります。同様に、研究を通じて患者さんの治療を手助けできることも魅力だと感じます。

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