教育・研修

形成外科専門医取得まで

2年間の初期研修終了後、5年間の形成外科専攻医研修プログラムに入ります。形成外科専門医試験受験は卒業7年目、初期臨床研修終了後5年目に受験することになります。東邦大学付属の3病院での研修で、受験要件に必要な様々な手術や症例を満遍なく経験することができます。日本形成外科学会専門医試験の合格率は全国平均で約80%台後半ですが、当教室では過去10年以上にわたり、全員が一度で合格しており、合格率100%を維持しています。また、プログラムの途中で大学院への進学を希望することもできます。
専門医取得までの期間は、日本形成外科学会総会・学術集会や、日本形成外科学会基礎学術集会、日本創傷外科学会、日本創傷治癒学会、日本頭蓋顎顔面外科学会、日本マイクロサージャリー学会、日本形成外科手術手技学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会などの形成外科関連学会での演題発表、論文執筆の指導・サポートを行います。発表スライドの作成方法から口演原稿のチェック、論文の査読などきめ細かな指導を行っています。当施設での一般的な目安としては年間に学会発表を2回、論文執筆を1回程度と考えています。専門医取得要件として形成外科関連学会での発表実績や論文掲載実績が必要になります。

形成外科専門医取得後

形成外科専門医取得後は、病院内で指導医として、外来・病棟業務で研修医や専攻医、医学生の指導を行います。また、日常での臨床経験から臨床研究を計画・遂行することで、専攻医時代以上の学会発表、論文執筆を積極的に行います。手術においては多くの症例を執刀医や指導医として経験します。専門医取得後3年以上経過すると、形成外科分野指導医(創傷外科分野指導医、頭蓋顎顔面外科分野指導医、熱傷分野指導医、手外科分野指導医、美容外科分野指導医)・特定分野指導医(皮膚腫瘍外科分野指導医、小児形成外科分野指導医、再建・マイクロサージャリー分野指導医)の受験資格を持ちます。これら分野指導医を2つ以上取得することで、形成外科領域指導医の受験資格を得ることができます。
形成外科専門医は形成外科医のスタートであり、専門医取得後以降に各分野指導医を取得し、形成外科領域指導医を取得することで一人前の形成外科医になることができます。この期間に自分の専門領域や得意な分野を構築していくことになります。