診療科挨拶

放射線の各分野をバランスよく網羅
本人の希望を尊重しながらの若手育成を

放射線科【教授】堀 正明

放射線科の3分野をバランスよく網羅する医局

放射線科は画像診断、核医学検査、がんに対する放射線治療と3つの部門からなる診療科です。さらに画像診断の一部として、インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)、すなわちカテーテルを用いた手技も行います。IVRは心臓や脳動脈以外の領域において、各科の依頼を受けて行っています。

これらすべてがそろっている施設は、市中病院ではあまりありませんし、各部門をバランス良くやっていく方針に沿って大学病院の中でも弱点の少ない医局になっていると自負しています。研修においても各分野をバランスよく学ぶことができると思います。

全国トップクラスの画像診断数。十分な経験を積める

当院の特徴として、検査数の多さが挙げられます。特に画像診断の数は多く、全国の大学病院の中でもトップ10に入るほどの件数を誇っています。当院のある大田区で唯一の大学病院であることや、羽田空港からも近いことなど地理的要因もあり、さまざまなところから紹介された患者さんが検査に訪れます。もちろん、研修をする上でも多くの経験を積めますのでプラスになることは間違いがありません。

検査の多い科ということで、他科の先生との関わりも多くあります。そのため、自然と一面的ではなく多面的にとらえられるようになるでしょう。