先輩医師の声

医師数が少ないが故に、活躍の場は多い

大塚 創(助教:2003年入局)

私は東邦大学を卒業後、当時の胸部心臓血管外科に入局しました。初期研修が終わったころに診療科が再編され、早い段階で手術に参加させてもらえるチャンスが多いと聞いて当科に来ました。 呼吸器外科医はまだまだ少ない状況ですので、活躍できる場は多くあると思います。やれることがたくさんあるというところで、この診療科を選んで良かったと思っています。

手術中に決断のできる医師を目指せ

初めての手術のときは手が震えて、指導の先生の言う通りにやっていたことを覚えています。その後の手術中にも、迷うことは何回もありました。
若い先生には、最終的には術中に「こうしよう」という判断ができる外科医になってもらいたいです。そのためには知識と経験を蓄え、事前にいくつもシミュレーションをすることが大切です。当科でベテラン医に指導を受け、そういう医師になってください。

外科医にはまだまだ伸びしろが残されている

最近は内科的診療が進歩して、外科そのものがなくなるのではないかとすら言われることもあります。しかし、外科医はまだまだ必要ですし、ロボットサージェリーや抗がん剤の進化などもあり、伸びしろも大きく残されています。
その点は心配せずに門を叩いていただき、手技だけでなく研究にも取り組みながら、診療に貢献してください。

楽しく刺激的な職場。色濃い教授の影響

肥塚 智(助教:2012年入局)

外科を志していた学生時代、先生方が楽しそうに仕事をしていたのを見て、当科に入局しました。最近ではほかの大学から先生がいらしたり、人の入れ替わりもあって刺激的な日々を送っています。
伊豫田教授はカンファレンスにも毎回参加されていますし、いろいろと指導もしていただいています。そういった影響も大きく、医局の雰囲気はとても良いものだと感じています。

他科との連携スムーズ。研究にもプラス材料

先日、5年くらいかけて取り組んでいた研究を論文にして、『Lung Cancer』誌に発表しました。病理や放射線科など他科の先生にも協力していただき、楽しみながら研究ができました。
大森病院は他科との垣根も低く、連携もスムーズです。それは研究だけでなく、日常の診療でも同じことです。いろいろなことが学べますから、研修医にとってもプラスになることだと思います。

開胸手術に始まり、ステップアップを目指す

当科では早い段階から手術を経験することができます。当然ですが、手術はやらないと上達しないので、若いうちから経験を積めることは大きなメリットです。気胸の手術など、比較的安全な手術手技から始まり、十分な経験を積んだ後に胸腔鏡下手術を学ぶという流れです。当科は症例の数もかなり多いですから、さまざまな経験ができるはずです。

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