先輩医師の声

広くて深く、掘れば掘るほど面白い呼吸器学

三好 嗣臣(助教:2014年年入局)

学生の頃は、自分が将来、呼吸器内科医になるとは想像もしていませんでした。この科を志すことになったきっかけは、初期研修医時代の呼吸器内科研修にあります。患者さんの胸部CTを見た時に、当時の自分にはさっぱり判断のつかない陰影だったのですが、それを上級医の先生が深く読み解いていて、その姿に感銘を受けたことが始まりです。その後、後期研修を経て、呼吸器診療の多彩さと深さ、さらには内視鏡などの手技に魅了され、今に至ります。
大森病院は大田区で唯一の大学病院なので、たくさんの患者さんが集まってきますし、珍しい病気に遭遇することも、多々あります。大変な時もありますが、やりがいと楽しさを感じながら働いています。

クリーンベンチからベッドサイドを一つなぎに

私がここに入局した大きな理由の一つは、大学病院ならではの基礎研究ができる環境にあります。
もちろんひたすら目の前の患者と向き合い、臨床業務を行うことも医師の重要な役目です。しかし、クリーンベンチで行われる細胞レベルの基礎研究からその成果を考察し、マウス実験を経て仮説を検証し、さらにベッドサイドの実臨床への応用までを一つなぎにして落とし込むことができるのは、大学病院の特権といえます。どちらか一辺倒ではなく、基礎と臨床を両方やっているからこそ見えてくる視点があります。この複合的な視点は、医師免許を取得した人間にしか持ちえないので、活かさないともったいない気がします。昨今、研究者が減っているという現状はありますが、逆に稀少性が高いのでチャンスではないでしょうか。もちろん先輩医師たちで若手の指導も行っていきます。

出身大学にしばられない医局づくり

医局の雰囲気がフランクで温かいことは大きな魅力かと思います。私は他大学出身で、初期研修も後期研修も別の病院でした。完全に医局の外から来た人間でしたが、分け隔てなく受け入れていただき、すぐに医局に溶け込む事ができました。もしかしたら、この雰囲気の良さが、ここに来た一番大切なポイントだったかもしれません。東邦大卒の先生はもちろんですが、他大学を卒業した方も、他施設で研修をした方も、気兼ねなくどんどん来てもらえれば嬉しいです。

私は基礎的な研究環境を考えてここに来ましたが、環境の活かし方は人それぞれです。目的も人それぞれでよいと思いますし、一時的に稀少疾患や専門分野に関して研修に来られる方もいます。迷っている方や少しでも興味がある方はぜひ気軽に見学にいらして欲しいなと思います。

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