診療科挨拶

他科と連携しながら「障害を診る」診療科
実践的に学びつつ、自分の時間もしっかり確保

リハビリテーション科【准教授】大国 生幸

コメディカルや他科との連携も多い診療科

当科は1997(平成9)年に開設された比較的新しい診療科です。特定機能病院・3次救急病院にあって超急性期の患者さんと接する機会が多いという特徴があり、常勤6名の医師と理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのコメディカルが力を合わせ、チーム制で診療に当たっています。

科の性質上、他科との連携も緊密で、脳神経内科、呼吸器外科・内科、循環器外科などさまざまな診療科と治療や研究を進めています。中でも脳神経内科との連携で行うサイバニックロボットHAL®を用いたリハビリテーションは都内の大学病院でも屈指の件数を誇り、当科の特色にもなっています。

高いニーズや働きやすい環境で充実した人生を

リハビリテーションは、病気や怪我があってそこから回復するためのものというイメージがありますが、現在では予防的な意味でのリハビリテーション医学も進んでいます。そういった部分を考えても、今後もニーズがあり続ける診療科だと言えます。

また、科の特性上、極端に体力的な負担を強いられないのも特徴で、女性である私がリハビリテーション科を専攻した理由の一つです。女性だけでなく、体力に自信のない男性医師でも活躍ができる診療科だと言えます。加えて、勤務時間のコントロールがしやすい科でもありますので、プライベートな時間を充実させることもできるでしょう。