検査について

メニュー

放射線治療

放射線治療部門はリニアックと呼ばれる高エネルギーのX線または電子線を照射する機器を用い、がんなどの病気に対して治療を行っています。放射線による治療は手術や化学療法とならび、がん治療の主要な治療法の一つであり、肉体的負担が少なく治療部位の形態や機能を温存できる特徴があります。

対象疾患

中枢神経:神経膠腫、髄芽腫、下垂体腺種、聴神経腫瘍、髄膜腫、脊髄腫瘍など
頭頸部 :上顎癌、口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、舌癌、軽侮リンパ節転移など
胸部  :非小細胞肺癌、小細胞肺癌、縦隔腫瘍、乳癌など
消化器 :食道癌、直腸癌、肛門癌、肝細胞癌、胆道癌、膵癌など
泌尿器 :膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍など
婦人科 :子宮頸癌、子宮体癌、膣癌、外陰癌など
その他 :リンパ腫、皮膚癌、小児癌、骨転移、脳転移、甲状腺眼症など

診療実績

放射線治療の流れ

① 受診の予約

放射線治療を受けるためには、主科の先生から紹介されての受診となります。
他院からの紹介の場合は、他院の先生から一度連絡を頂き、来院日時を決めてもらいます。
来院時は紹介状とレントゲン、CT、MRIなどの検査結果が必要となる場合があります。

② 診察

放射線治療専門医の診察により病気の種類、部位、大きさなどを考慮して最適な治療方法を検討していきます。

③ 放射線治療を行うための準備(シミュレーション)

放射線治療を受けることが決まった後、放射線治療を行うための準備としてCT撮影行います。このCT画像を用いて放射線治療を行うための基準点(アイソセンター)を決め、皮膚に目印(tattoo、シール、マジック)を付けます。この作業をシミュレーションといいます。治療を行う時と同じ姿勢での撮影となるため、専用の固定具を用い、無理なく安定した姿勢が保てるように工夫し準備します。この作業には30分~40分程度掛かります。

④ 治療計画

放射線治療専門医や医学物理士がCT画像を元に、治療計画専用のコンピューターを用い、患者様毎に最適な放射線の当て方を計画します。この作業には数日を要しますが、緊急性がある場合は日数が短くなる事もあります。

⑤ 治療

計画された照射方法にしたがって、専従の診療放射線技師がリニアックを操作し実際の照射を行います。照射方法は一般的な外照射の他に、高精度照射である定位手術的放射線治療(SRS)、定位放射線治療(SRT)、強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。またほぼ全症例に対して毎回照射前にCBCT(ConeBeamCT)撮影を行い、治療計画時と照射直前の腫瘍の位置を可能な限り再現して照射する方法の画像誘導放射線治療(IGRT)を行っています。一般的な外照射の治療時間は約10分程度で毎週月曜日から金曜日まで週5回の治療を数週間行います。
Catalyst
専用カメラシステムによって体表面をリアルタイムにスキャンすることにより、治療中のモニタリングが可能です。万が一の患者様の動きや突然のせき込みを検出し、自動でビームコントロールを行うことができるため、高い安全性を提供します。
頭部への定位放射線治療(SRS、SRT)
頭部の病巣部に対して2㎜以内の精度で多方向から細い高エネルギーの放射線ビームを集中的に照射する技術であり、転移性脳腫瘍、良性脳腫瘍(神経に近接し全摘出不可能なもの)などが対象となります。
体幹部への定位放射線治療(SBRT)
胸部や腹部の病巣部に対して5㎜以内の精度で多方向から細い高エネルギーの放射線ビームを集中的に照射する技術であり、肺腫瘍(原発または転移)や肝腫瘍(原発または転移)などが対象となります。
強度変調放射線治療(IMRT)
放射線の強度を変化させることによって病巣部の形状に合わせた照射が可能となり、病巣部に近接した正常組織への線量を減らす技術であり、前立腺がんや頭頸部腫瘍など様々な部位が対象となります。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 中央放射線部

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)