再発する尿道狭窄に対する口腔粘膜移植術
尿道狭窄に対する口腔粘膜移植(1回の手術で改善)
尿道狭窄の原因にはどのようなものがありますか?
尿道外傷、尿道炎、皮膚疾患(硬化性萎縮性苔癬)、尿道下裂術後、尿道腫瘍などがあります。
尿道狭窄にはどのような症状がありますか?
排尿障害、残尿や頻尿、血尿、尿道出血などの症状があります。
尿道狭窄の検査はどのようなものがありますか?
尿道から造影剤を注入する尿道造影と直接尿道を観察する内視鏡検査があります。
いずれも入院しなくて検査ができます。
いずれも入院しなくて検査ができます。
尿道狭窄の治療にはどのようなものがありますか?
尿道拡張術、尿道形成術、尿道切開術、尿道ステントなどがあります。
尿道ステントは、金属の管を尿道に留置する方法ですが、石が付着しやすいので3-6か月ごとに交換が必要です、また、感染や尿道憩室などの合併症もあります。
最近では、尿道形成術が最も良い成積をあげています。
特に再発する尿道狭窄には、口腔粘膜の移植が良いです。
尿道ステントは、金属の管を尿道に留置する方法ですが、石が付着しやすいので3-6か月ごとに交換が必要です、また、感染や尿道憩室などの合併症もあります。
最近では、尿道形成術が最も良い成積をあげています。
特に再発する尿道狭窄には、口腔粘膜の移植が良いです。
尿道拡張や尿道切開は、なぜ再発が多いのですか?
狭くなった尿道を無理に拡張したり、切開しても、2カ月くらいで傷跡は縮みます。
正常な組織が足りないので、再発が多くあります。
正常な組織が足りないので、再発が多くあります。
なぜ口腔粘膜の移植がよいのですか?
尿道は、粘膜でできています。尿道の粘膜に最も近いのが、口腔粘膜で、移植した口腔粘膜は、表面がすべすべして、柔らかく、伸展性も良い組織です。尿道を再建するときには口腔粘膜がよく使われます。
口腔粘膜移植はどんな尿道狭窄にも有効ですか?
残念ながら陰茎先端から尿道球部までの範囲です。外尿道括約筋部から膀胱側の尿道には口腔粘膜を移植できません。また、糖尿病のコントロールが不良の場合、口腔粘膜移植片が生着しにくいです。
口腔の粘膜を採って痛くないですか?
手術は全身麻酔で行います。手術後は口内炎のような痛みが1週間くらい続きますが、お粥を1週間くらい食べてもらい、食事後はうがいをしてもらいます。糸は溶ける糸を使用するので抜糸はありません。
尿道カテーテルは使用しますか?
尿道の一部を作るので、口腔粘膜が生着するまで、約1週間は尿道カテーテルを入れておきます。
一度で治療は終わりますか?
多くの場合は1回で終わりますが、移植の生着が不十分な場合や小さな穴が残る場合がありますが、修正は比較的簡単です。
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