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子宮内膜刺激胚移植法:Stimulation of Endometrium –Embryo Transfer; (SEET 法)

体外受精-胚移植の着床不全の原因のひとつに受精卵と子宮内膜の反応不全があります。ある研究では着床準備のためには、受精卵からのシグナル(胚因子)が必要であり、それと同調し子宮内膜は着床環境を整えていると考えられています。
胚盤胞移植単独ではそのシグナルを送るタイミングがないため着床不全の原因の1つになると言えます。そこで胚を培養した胚培養液を凍結しておき胚移植数日前に子宮に注入することにより、子宮内膜が刺激を受け、受精卵の着床に適した環境を作り出すのではないかと考えられています。

適応

胚移植を必要とする不妊症。

方法

体外受精・顕微授精により得られた受精卵を体外で5〜6日間培養します。そこで得られた胚盤胞は一旦凍結保存し、この際に体外培養に使用された培養液を、胚盤胞とは別の容器に封入し凍結保存しておきます。凍結した胚盤胞を移植する2−3日前に凍結保存しておいた培養液を子宮内に注入します。

費用

この検査は先進医療のため、先進医療にかかる費用は自己負担(15000円)となります。
それ以外の診察・検査・薬剤等は保険診療となりますので、実際に患者様がお支払いになる費用は、「16,500円(税込)+保険診療分(自己負担の割合で各自異なる)」となります。
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お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 リプロダクションセンター(婦人科)

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)