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タイムラプス

タイムラプスは、胚(受精卵)の成長をモニターするタイムラプス(低速度撮影)カメラを搭載した個別制御方式のインキュベータ(培養器)です。個別に制御された培養容器には、それぞれタイムラプスカメラが搭載され、培養器の扉の開閉を減らすことが可能です。これにより、胚を機器から外に取り出すことなく成長過程が観察できると同時に、ガス濃度や温度の変化等による培養環境の変化による胚への影響が制限されます。
従来の1日1回程度の定点での形態学的観察より、タイムラプスによる連続的観察の方が胚の評価がより正確であることが期待されます。胚をインキュベータから出さずに、タイムラプスによる評価から移植胚の選択を行うことにより、通常の観察による胚の選択に比べ妊娠率が向上するという報告もあり、タイムラプスによる胚の評価は、移植する胚の選定に有用である可能性が考えられます。

適応

胚培養・移植を必要とする不妊症。

方法

体外受精により作出された胚を体外で5〜6日間培養し、得られた胚は凍結保存または新鮮胚移植します。この培養期間に胚を培養する機器としてタイムラプスインキュベータを用い、培養・観察を行います。

費用

この検査は先進医療のため、先進医療にかかる費用は自己負担(30000円)となります。
それ以外の診察・検査・薬剤等は保険診療となりますので、実際に患者様がお支払いになる費用は、「30000円+保険診療分(自己負担の割合で各自異なる)」となります。
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お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 リプロダクションセンター(婦人科)

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)