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マイクロ流体技術を用いた精子選別(zymot)

マイクロ流体技術を用いた精子選別とは

これまで受精後の胚質や胚発生、及び生児獲得には主に卵子に起因するとされてきましたが、近年精子の関与も報告されており、その要因の一つとして精子 DNA の損傷が注目されています。DNA 損傷の無い精子を選別し、その精子を使用することで胚質の改善に繋がる可能性が指摘されています。マイクロ流体技術を用いた精子選別であるZyMōt スパームセパレーターは、精子に損傷を与えることが懸念される化学物質の使用や遠心分離を行わずに運動性の高い機能的な精子を抽出する方法です。
従来の遠心分離による精子選別法と異なり、精子に損傷を与えることが懸念される化学物質や遠心分離を行わずに運動性の高い機能的な精子の抽出することにより、顕微授精における胚発育や妊娠率・着床率・生産率の向上や流産率の低下が期待されます。

適応

胚培養・移植を必要とする不妊症。

方法

液化した少量の精液と精子洗浄培養液をZymot スパームセパレータに注入し、37℃に設定したインキュベータで30分間精置した後、精子回収チャンバーから培養液を吸引し精子を回収します。

費用

この検査は先進医療のため、先進医療にかかる費用は自己負担(25000円)となります。
それ以外の診察・検査・薬剤等は保険診療となりますので、実際に患者様がお支払いになる費用は、「25000円+保険診療分(自己負担の割合で各自異なる)」となります。
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お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 リプロダクションセンター(婦人科)

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)