第73回日本アレルギー学会学術大会
2024年11月07日2024/10/18-20 第73回日本アレルギー学会学術大会が開催されました。
福田先生が「柴苓湯による薬剤性間質性肺炎の臨床的検討」を発表されました。漢方による薬剤性肺障害は多く、当院の検討では柴苓湯が最多でした。本検討は、柴苓湯による薬剤性肺障害の報告がないことから始まりました。
結果として、柴苓湯による薬剤性肺障害は全例で両側のすりガラス影が認められ、多くの症例でNSIPパターンを呈しました。被疑薬の中止により改善する軽症例や、人工呼吸管理が必要な重症例も見られましたが、ステロイド治療により全例が改善し、予後は良好でした。
文責:鹿子木 拓海
投稿者:スタッフ
カテゴリー:学会・勉強会