ピロリ菌検査
ヘリコバクター・ピロリ菌 尿素呼気テスト
ピロリ菌とは1982年に発見された細菌で、この細菌の感染が上部消化管疾患と関わっていることが明らかになり、特にピロリ菌の除菌を行うことで消化性潰瘍の再発が著しく減少することが分かってきました。これまでは、胃・十二指腸潰瘍の再発は、患者さんの体質が原因と考えられていましたが、ピロリ菌の発見により、細菌の感染が胃・十二指腸潰瘍の原因であり少なくとも再発の要因であることが証明されたのです。
検査内容
ピロリ菌はウレアーゼという酵素を持ち、胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解します。尿素呼気テストでは尿素を含む試薬をお飲みいただき、服用前後の二酸化炭素の量を測定して、その測定値の差から感染の有無を判定します。
検査時間
25分程です。
注意事項
胃内に食物残渣があると検査に影響しますので、検査前の食事はできません。ただし、水分はお摂りになってもかまいません。
呼気を採取する際は5~10秒程度、息を止めていただきます。
検査薬が口の中に残っていると測定誤差がでるため、服用後はよく口をすすいでください。
呼気を採取する際は5~10秒程度、息を止めていただきます。
検査薬が口の中に残っていると測定誤差がでるため、服用後はよく口をすすいでください。