医局News

大学院生 竹内泰三先生が東邦医学会にて研究報告をしました。

11月10日(水)夕方、大学院生 竹内泰三先生が第72回東邦医学会総会にて、現在取り組んでいる研究を報告しました。
竹内先生は奥様が循環器内科医、その姉上夫婦もともに循環器内科医、そして義父が元循環器内科教授であり、何としても循環器領域での研究をしなくてはならない辛い立場でした。
循環器内科の池田教授が座長の労をとってくださいました。演題は「心臓長超音波画像のフラクタル解析による定量的数理解析」でした。
同僚の小松先生が甲状腺超音波解析で使用した解析方法です。超音波画像は肝臓に代表されるように、1枚の静止画像の内部エコーパターン解析から肝臓のダメージを推定する研究が盛んに行われてきました。一方、心エコーは動きを実際に見ることができるため、静止画像の解析がほとんど行われてきませんでした。しかし、虚血性病巣では病理学的に大きな変化が見られており、これは超音波画像への変化として描出されているに違いありません。
竹内先生は多数例の解析から、虚血性心疾患において、フラクタル次元が上昇することを明らかにしてくれました。
今後はさらに多くの疾患で解析を進めてくれることと思います。ご指導いただいた小松先生、ありがとうございました。
竹内先生、お疲れ様でした。論文にまとめましょう!
文責: 瓜田 純久

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