救急医療にこそ求められる”全人的医療”を心がけています。

メディア掲載情報
関連リンク

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 総合診療・急病センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

講義を聞いてくれた1年生へ

雑多な講義ですみませんでした。8月29日の地域連携セミナーでは、医師の目指す方向性を一元的に示す講演をさせていただきます。

みなさんが中学、高校と勉強した内容と臨床医学がとても近いことが実感できると思います。講義で話した考えることができる医師への第1歩を踏み出すために、読んでほしい本を紹介させていただきます。

私のつまらない講義よりも、得るところ大です(笑)。


胸のつかえがとれる一冊です。医学部が理系であることの意義を理解しました。

複雑な生体は実は単純なのかもしれないことを理解した1冊です。
オイラーの定理、フーリエ変換を行うと、すべての周期解が掛け算で示すことが可能であると知って、人生観が変わりました。

これから習う症候は、すべて脳がキャッチしていることを理解できる1冊です。

ニューロンの集合体である脳に愛着の湧く1冊です。

医学生であることに疑問を感じたら、読んでください。みんなのほうが、ずうっと真面目です。

なぜ、無機物から有機物が生まれたのか、なぜ医師をするのか、医師とはなんなのか、ヒントがあります。

ひとつのことを極めることの凄さがわかると思います。素晴らしい教授でした。弘前で飲んだことは忘れられません。

症状は電気信号で脳へ伝わることがわかる本です。電気信号すなわちイオンの流れを制御するという考えは、治療で大いに役立ちます。

免疫を1時間でオーバービューできます。臓器によって免疫の役割が異なることも容易に理解できる1冊です。なぜ、心臓移植は簡単で、小腸移植が難しいのかも説明できるようになります。

ベストセラーになる理由がわかる1冊。関連してプリオン病についても理解が進みます。

自己組織化は生命誕生に必須です。なぜ細胞ができたのか、なぜ遺伝子のコピーが可能になったのか、考えてみてください。

形質の発現は、遺伝子のコピーではなく、たんぱく質の生成によって成立します。3次元構造の異常など、ぜひ考えてみてください。

私が最も感動した1冊です。どうして神は助けてくれないのかと、クリスチャンの遠藤周作が宗教に疑念と投げかけた渾身の1作。
33歳から46歳までの開業医時代、ひたすら本を読んでました。酒を飲んで、最初の30分は医学の英語論文、少し酔った次は日本語の物理や数学の本、かなり酒が回ったころには、文学でした。自然科学→純文学→自然科学→純文学 の順番で読んでました。開業医として毎日200人ほどの患者さんを診察しながら、毎年150冊ほどの本を読んでいました。ほとんどは開業していた青森の実家の書棚にありますが、医師としてとても貴重な時期でした。本のなかに自分の存在意義を探していたような気がします。その間に多くの英語論文を書きました.自然科学は新しい発見があると前説は淘汰されてしまいますが、文学は永遠ですね。

瓜田純久