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東邦大学医療センター
大森病院 総合診療・急病センター

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学術講演会「高齢者の医療について考える」を開催しました.

11月20日(金)に品川TKPガーデンシティにおいて,学術講演会「高齢者の医療について考える」を開催しました.

JCHO東京蒲田医療センター糖尿病内科の竹本育聖先生がDPP-4阻害薬の週1回投与製剤の治療成績について報告し,城戸秀倫先生がタッチパネル式認知症スクリーニングTDASの使用経験について発表しました.

特別講演は鳥取大学の浦上克哉教授が「かかりつけ医に役立つ認知症診療」と題して,特別講演を行っていただきました.認知症には振り向き動作,取り繕いなど,特徴的な行動があること,レビー小体型認知症では振戦と小刻み歩行が特徴的であることを,VTRを用いて解りやすく解説してくださいました.


質疑応答が活発に行われ,最後に東邦大学大森病院で認知症診療に積極的に取り組んでいる神経内科の高澤隆紀先生がコメントをまとめてくれました.ありがとうございました.

認知症診療は,総合診療にとって避けて通ることができない必須のスキルです.画像診断がなくても診断できることを浦上先生は力説していました.

大学病院などの基幹病院は,認知症患者さんに冷淡になりがちです.とくに脳を専門とする診療科においても,あまりにもcommonであるためか,患者さんの背景の違いまで考慮したきめ細かい診療が行われているとは言い難い状況です.早期発見して対応すれば,予後がいいのは,癌も認知症も同じです.認知症患者さんを優しく暖かく診ることが,総合診療医の重要な役割です.認知症の患者さんに十分な医療を提供するためには,まず我々医師が変わらなくてはならないのかもしれません.

文責 瓜田純久