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大森病院 総合診療・急病センター

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第47回日本消化吸収学会シンポジウムにおいて、総合診療科から多くの演題を発表しました。

第47回日本消化吸収学会
11月26日(土)神戸で開催された第47回日本消化吸収学会には、多くの医局員が参加しました。兵庫医大の福田能啓教授が主催され、多くの先生が参加されました。

田中英樹先生は「吸収不良症候群に対する総合診療における便脂肪染色検査の現状」を報告しました。便の脂肪染色は消化吸収障害のスクリーニングとして有用ですが、ほとんど利用されていない現状です。食べたものが全てエネルギーになるわけではありません。消化吸収を意識しないと、予期せぬ低血糖、頑固な低タンパク血症、日和見感染など、大きな壁に当たることがしばしばです。総合診療における便脂肪染色の役割と問題点を浮きぼりにしてくれました。
斎藤隆弘先生は「栄養管理における血中亜鉛濃度とrapid turnover protein測定の意義」を発表し、低タンパク血症の一因として、亜鉛欠乏がみられることを報告しました。
中嶋均先生はライフワークである「急性下痢症におけるdysbiosisの解析」について報告し、急性ウイルス感染において、腸内細菌叢が劇的に撹乱されることは少ないことを示しました。また、「Campylobacter腸炎の治療経過中にGuillain-Barre症候群を発症した一例」を詳細な解析を行って報告しました。
第47回日本消化吸収学会

菅澤康幸先生は「モズクフコイダンが著効したプロトンポンプ阻害剤及びアコチアミド抵抗性機能性ディスペプジアの1例」をパネルディスカッションで報告しました。沖縄県との共同研究で著効した症例です。

瓜田は「排便・栄養管理に難渋した潰瘍性大腸炎術後・短腸症候群の一例」を報告しました。外科治療後の排便障害は、総合診療科に受診されることも少なくありません。

第48回日本消化吸収学会は2017年11月に盛岡で行われます。また、みんなで多くの演題をもって参加しましょう。お疲れ様でした。留守部隊の先生、ありがとうございました。


文責 瓜田純久