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東邦大学医療センター
大森病院 総合診療・急病センター

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東北医科薬科大学の入学式で学長が「本学は全員総合診療医になってもらう」とご挨拶されました。

 2016年4月に新設された東北医科薬科大学の第2期生の入学式が4月5日に仙台で行われました。高柳元明学長は、震災からの復興、今後の超高齢化と東北地方における医師不足といった要請を踏まえ、「東北地方の地域医療を支える」という明確な使命があることを述べ、東日本大震災において疲弊した東北地方の医療を支援するため「本学は全員総合診療医になってもらう」と挨拶されました。どの診療科で医療活動を行っていても、総合診療医としてのマインドを忘れず、地域医療に貢献してほしいと力説されていました。
 このように「総合診療」の旗を大きく掲げた大学が誕生したことは、総合診療医として誠に感無量です。多くの私学出身者は地域医療に従事することになりますが、地域の基幹病院での総合診療医としてではなく、開業医として活躍することが多いのも実情です。また、地方大学は地域枠制度での入学者が増え、医師偏在は徐々に解消へと向かうことが期待されています。しかし、自治医大を除くと、東北医科薬科大学ほど地域医療への貢献を明確には打ち出している大学はありません。学生と教員の目的意識が共有されており、入学式においてもその雰囲気は濃厚でした。70年以上、東北地方初の薬科大学として、東北の薬剤師の過半数を要請し、社会に十二分に貢献してきた大学が、莫大なエネルギーを投入して医学部を新設した気概と創造の喜びに溢れた式典でした。
 本学も濃厚なメッセージが必要だと痛感させられた1日でした。


文責 瓜田純久