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東邦大学医療センター
大森病院 総合診療・急病センター

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東京都大田区大森西6-11-1
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第5回あきた「地域医療と総合医」シンポジウムに参加させていただきます。

 昨年9月の学会でのシンポジウムでの私の発表にご興味を抱いていただいた主催者にお声かけいただき、9月2日に秋田県のシンポジウムにシンポジストとして参加させていただく大変貴重な機会をいただきました。   今回のシンポジウムでは「大学病院に『病院総合医』は必要か?」という題名で大学病院総合医の意義について、下記のようなお話をしたいと思います。 『専門的治療をする専門家の集団としての大学病院では、総合医は「脇役」、「専門のない医者」、「いつも“お願い”する側の医者」と捉えられ、尊敬されず、魅力的には映らないかもしれません。「大学病院に総合医なんて必要ない」と考えている大学病院の医者は少なくないように感じることもあります。  しかし、病院総合医として大学病院の現状を鑑みると、一部では専門性ゆえに「患者さんを選ぶ」医療が、結果として「院内たらい回し」を引き起こし、適切なケアへの入り口を失い惑う患者さんを生み出しているのではないかと感じることがあります。  また大学病院は学生が初めて患者さんに触れる場であり、有名研修病院での研修を選ばなかった/選べなかった“普通”の研修医の為の教育病院としての側面を持ち合わせています。にもかかわらず、彼らが大学病院で見聞きする医療は、大学病院の性質上、専門領域や病歴・診察軽視に偏っていることがあり、大学病院は「専門医療機関」と「初心者の為の教育機関」の2つの側面の間でジレンマを抱えているように思います。  病院総合医は、患者さんの視点、患者さんに対する主治医感・責任性(Accountability)、バランスを意識した診療と教育を通じて大学病院の専門性の高い診療がもたらす診療面の弊害である院内たらい回しや検査偏重診療とそれが及ぼす教育面への弊害に対応することで大学病院の診療・教育に貢献していると私は感じています。「専門医 vs. 総合医」ではなくて、専門医が専門診療・研修に専念できるように総合医が診療・教育面でサポートを行い、互いに尊重し合い、笑顔で仕事ができるWin-Winの関係を築く為に努力してきたいと考えています。』  私の拙い話はさておき、他のシンポジストの先生方からき大変興味深いお話が伺えるのではないと楽しみにしております。  直前のお知らせで恐縮ですが、ご興味のある方は足を運んでいただけると幸いです。

文責:佐々木 陽典