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第61回日本糖尿病学会で竹本先生、鹿嶋先生が興味深い演題を発表しました。

5月26日(土)に有楽町の国際フォーラムで開催された第61回日本糖尿病学会において、竹本先生、鹿嶋先生が発表しました。

 糖尿病専門医の竹本先生は、「SGLT2阻害薬ルセオグリフロジン治療後のタンパクプロフィールの変化」と題して、糖尿病患者にしばしば見られる栄養不良について、血中半減期の短いrapid turnover proteinを検討し、SGLT2阻害薬の安全性について報告しました。
第61回日本糖尿病学会
 鹿嶋先生は口演に選ばれ、「消化管運動が75goGTTに及ぼす影響」を報告しました。胃排出遅延は糖尿病末期の自律神経障害によって生じると信じられていますが、糖尿病発症早期から胃排出は遅れていることを明らかにしました。
 会場から「胃排出が遅れるのは神経障害ではないのか?」という質問が出ましたが、先輩の河越先生の動物実験の結果から、発症早期に消化管機能を変化させ、生体はホメオスターシスを維持していることを説明してくれました。
 終了後は田町の立ち飲み「やまや」で祝杯をあげました。アジフライ、煮込み、焼き鳥、明るい時間に飲む酒は最高でした。

第61回日本糖尿病学会
 瓜田は総合診療科における糖尿病診療の変遷を発表しました。2005年に総合診療科で対応した糖尿病症例は95例でしたが、2017年には264例と増加し、とくにDPP-Ⅳ阻害薬が開発された2010年以降に増加していることを報告しました。合併症を有する糖尿病患者の希望に応じる形で総合診療科が対応している糖尿病症例は、高齢化を反映して増加していました。
 瓜田の糖尿病学の師匠は弘前大学中村光男教授です。アルブミンが下がる糖尿病治療はおかしいと、いつもご指導いただきました。竹本先生、鹿嶋先生は消化吸収、栄養代謝を考慮した血糖コントロールの重要性を力説してくれました。心強い医局員です。これからも一緒に研究し、患者さんにフィードバックしていきましょう。

文責 瓜田 純久