救急医療にこそ求められる”全人的医療”を心がけています。

メディア掲載情報
関連リンク

【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
大森病院 総合診療・急病センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

第14回東京総合診療カンファレンスが東邦大学医学部で行われました。

 11月29日に東京総合診療カンファレンスは順天堂大学総合診療科、聖マリアンナ医科大学総合診療科、日本医科大学総合診療科と当科が主催するす症例検討会で、年に2回開催されており、第14回目となる今回は当科が主幹で開催いたしました。回を重ねるごとに参加者も増え、今回は昭和大学、独協医科大学埼玉医療センター、海老名総合病院からもご参加いただきました。
 1症例目は、順天堂大学の村井謙治先生に、「慢性骨髄炎で長期療養中に下腿潰瘍が出現した一例」のタイトルで症例提示をしていただきました。若年時より慢性骨髄炎を繰り返した後に出現した下腿潰瘍の症例であり、生検により有棘細胞癌と判明した一例でした。慢性炎症が癌の発生墓地となったと考察され、繰り返す皮膚病変を見たら常に「生検」を考慮しなければいけない、という、まさしくClinical pearl “Tissue is issue.”の重要性を痛感した症例でした。
 2症例目は、当院1年目研修医の判治永律香先生が「Goblins had gone, ghosts came.」のタイトルで発表されました。86歳女性が意識障害で搬送され、TTPの診断で血漿交換を行いましたが改善せず、最終的にビタミンB12(コバラミン)欠乏による血栓性微小血管障害症の診断に至った一例でした。同疾患は一般的に先天性疾患に分類されるため、「86歳で先天性疾患を発症することはないだろう。」との早期閉鎖が診断の遅れにつながったとのことでしたが、当科が誇るザ・ジェネラリスト:佐々木先生のチームだから救命し得た症例と思います。また順天堂大学の内藤教授の巧みな進行で議論を盛り上げていただきました。
カンファレンス終了後の懇親会にも多くの方々にご参加いただき、こちらも大いに盛り上がりました。
当院研修医の判治先生。1年目とは思えない見事な発表でした。


多くの施設から、多くの方にご参加いただきました。

本学5年生も会に参加していただき、活躍してもらいました。

文責: 石井 孝政