医学教養6の講義で小松史哉先生が「甲状腺とフラクタル次元」について講義しました。
新年早々、1月8日(水)1次限の講義で、大学院生の小松史哉先生が「甲状腺とフラクタル次元」について講義しました。
医学教養はコアカリキュラムに含まれないが、医学生にとって極めて重要な学術的知識を伝えるために設けられた選択講義です。1−3年生を対象としていますが、参加してくれたのは、2年生でした。
はじめに甲状腺についての基礎知識から始まりました。
そして病理所見と甲状腺超音波画像の対比です。濾胞という倉庫をたくさん持つ甲状腺は、独特な画像を呈するように思いますが、意外に肝臓や脾臓と似ており、超音波画像から濾胞を連想することはとてもできません。
甲状腺の次はいよいよ複雑系科学の話になります。総合診療科の数理解析のリーダーである小松先生は、とても解りやすく話してくれました。
最後は、超音波がなぜ写るか?どんな大きさまで写るか?生体での音速は?
など高校生の講義のような話を交えて、超音波の面白さにお話しは及びました。
講義を終えて、ほっとした小松先生。いい笑顔です。Good job!!
医学教養の講義は総合診療科として力を入れている分野の一つです。他大学では絶対に聴けない講義であることは間違いありません。来年は春学期の開講となります。小松先生、次回もよろしくお願いします。