内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ(da Vinci Si®)」について
「ダヴィンチ」とは
当院ではさまざまな外科的治療において、内視鏡(腹腔鏡、胸腔鏡)を用いた手術を積極的に行っています。内視鏡下手術は皮膚をごく小さく切開するだけで行うことができるため、従来の開腹手術に比べて身体への負担が少なく、術後の回復も早いなどのメリットがあります。
この内視鏡下手術をさらに正確かつ安全に行うために導入されたのが、内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」です。
国内では2012年4月より、前立腺がんに対する根治手術(全摘出手術)に対してのみ、ダヴィンチを用いた手術に健康保険が適用されるようになりました。当科では2013年8月より同手術を開始しています。
この内視鏡下手術をさらに正確かつ安全に行うために導入されたのが、内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」です。
国内では2012年4月より、前立腺がんに対する根治手術(全摘出手術)に対してのみ、ダヴィンチを用いた手術に健康保険が適用されるようになりました。当科では2013年8月より同手術を開始しています。
ダヴィンチによる前立腺がんの手術方法
従来の腹腔鏡手術と同様に腹部の5ヵ所に小さな穴をあけ、内視鏡(カメラ)とロボットアームと呼ばれる手術器具を挿入します。医師は手術台から離れたところにある操作ボックス(サージョンコンソール)の中で内視鏡画像を観察し、ロボットアームを遠隔操作して手術を進めていきます。
ダヴィンチの長所
ダヴィンチには、主に下記のような特長があります。
こうしたダヴィンチの操作性、機能性により、従来の腹腔鏡手術に比べて術後の尿失禁の予防や回復、勃起など性機能温存の効果なども向上しています。
- 自由に近接できる10倍の拡大視野および3次元の立体的のデジタルハイビジョンによる鮮明な映像で体内を観察できる
- ロボットアームの可動域が広く、多関節機能によって自在に操作することができる
- 手振れ防止機能なども装備されており、より精密な手術操作ができる
こうしたダヴィンチの操作性、機能性により、従来の腹腔鏡手術に比べて術後の尿失禁の予防や回復、勃起など性機能温存の効果なども向上しています。
治療の一般的なスケジュール
【ご参考】前立腺がん手術については下記ページもご参照ください