試験室
薬剤部試験室の主な業務は
1)TDM業務
2)急性薬毒物中毒分析と解析
3)その他:薬剤業務改善のための調査・試験研究・教育指導、医薬品試験など
があげられます。
1)TDM業務
2)急性薬毒物中毒分析と解析
3)その他:薬剤業務改善のための調査・試験研究・教育指導、医薬品試験など
があげられます。
1) TDM(Therapeutic Drug Monitoring;治療薬物モニタリング)
お薬を投与されている患者さんの血液中のお薬の量(血中濃度)を測定しモニターすることにより、適正な薬物の投与量や投与方法を設計し、それぞれの患者さんに最も適した薬物療法を提供することを目的としています。つまりは、オーダーメイド医療の一つです。このTDM業務は試験室の一番メインの業務であり、当院で測定可能な65薬剤中、薬剤部内でも18薬剤の血中濃度を迅速に測定し(表1参照)、それらの測定結果を元に、その患者さんにとって最も有効で安全なお薬の投与法を設計し、医療スタッフに対して情報提供を行っています。当院の薬物血中濃度の測定件数は年間に16,000件を超えており、そのうち約70%が薬剤部で測定されています。
2)急性薬毒物中毒分析(救命救急センターに入院時のみ)
当院では救命救急センターと連携し年間100例ほど搬送されてくる薬毒物の中毒患者さんがどんな薬物をどのくらいの量服用しているのかを患者さんの胃液、血液、尿などの試料を分析することで推定しています。試験室では中毒分析用HPLCや、LC-MSなどの分析装置を用いて試料の分析を行うことにより、急性中毒患者さんの治療に役立つ情報を提供しています。医学部の法医学講座とも連携し、年間70例前後の中毒分析を行っています。
3)その他
その他にも血中濃度のデータを分析、解析して薬の動態に関する試験・研究を行うことで臨床に役立つ情報の発信に努め、薬剤部員や学生の教育・指導などの様々な業務を通して、安全で効果的な薬物治療に貢献できるよう日々仕事に励んでいます。