活動報告

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2023年度

次年度に向け、エコーを操作するシミュレーション実習の準備が進んでいます。

次年度のプログラム実施に向けて準備が進んでいます。次年度地域医療学や臨床実習で使用を計画しているファントムの講習会が開催されました。
 3月12日(火)に本学の臨床技能学修センターでポータブルエコーと腹部エコーファントムの講習会が行われ、教員4名が参加しました。今回新たに購入したポータブルエコーと腹部エコーファントムを主として指導する立場の医学部教員が機器の講習を受けました。今までポータブルエコーを使用した実習は少なく、教える立場の教員も学ぶことが多い時間になりました。
 3月21日(木)には東邦大学サテライトキャンパス「いえラボ」で使用を計画しているエコー機器についての講習会が行われ、教員3名が参加しました。講習会では看護学部の教員も一緒に機能や使用方法を確認しました。授業では在宅医療を行う上でのさまざまな状況・シナリオを考え、それぞれに適したファントムとポータブルエコーでの実習を組み合わせることを考えています。


今回導入したエコー機器を用いてシミュレーション教育を行う予定ですが、授業の計画がより明確になりました。新年度から学生により良い実習を提供できるように準備を進めています。

2023年度の本事業のセミナーを開催いたしました。

 3月8日(金)17:30より「本年度の振り返りと千葉県地域医療のこれから」と題し、セミナーを大森キャンパスにて開催しました。
 当日は対面とオンラインの併用開催で行い、併せて11名の方が参加されました。本年度の東邦大学の事業報告を行った後、千葉県地域枠で卒業された2名の研修医(初期、後期)から「現状とキャリアプランについて」の講演をいただきました。また、介護体験実習の受け入れ施設からは「佐倉市ユーカリ地区の医療について:福祉の立場から」、そして本学学生から「学外の地域医療実習から学んだこと」と題してご講演をいただきました。
 その後、講演者と会場(オンライン含む)の参加者とで総合討論を行い、盛況のうちにセミナーは終了いたしました。
 本事業の現状と課題が整理でき、次年度以降ブラッシュアップして事業を推進していく所存です。

本事業の第2回全国フォーラムが開催されました。

「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業」(以下本事業)の第2回全国フォーラムが2024(令和6)年1月19日(金)に千葉大学亥鼻キャンパスにて開催されました。
 全国11拠点から、それぞれ特色のあるプログラムやこの1年間の事業報告、今後の展望が発表され、拠点間の情報共有を行いました。総合討論では、各拠点の代表者(教員)に加えて、将来を担う立場の学生代表2名がパネリストとして登壇し、本学から医学部5年生の飯田義晶さんが討論に参加しました。
 学生代表からの、地域枠に志望した経緯や地域医療に携わる上での希望等の発言を口火に活発な総合討論が展開し、フォーラムは終了いたしました。

 次回第3回全国フォーラムは2025年1月10日(金)に一橋講堂(東京都千代田区)で開催される予定です。

基本臨床実習の看護部・薬剤部実習が進行中です(PART2)

東邦大学医学部では4年生の基本臨床実習においてチーム医療の必要性とその中で医師の役割を学ぶことを目的として『看護部・薬剤部実習』を行っています。今回は1/17(水)に東邦大学医療センター佐倉病院で行われた薬剤部の実習現場を掲載しています。

 この日の実習では1日という短い時間ではありましたが、病院薬剤部の中でも様々なことを学んでおりました。注射調製室での実習ではクリーンベンチでの抗がん剤調製を見学で学び、また調剤室での実習では調剤の基本的なことを学び、実際に依頼のあった調剤を行いました。そして錠剤・塗り薬・粉薬・水薬の基本的な使用方法及び特徴など体験を通して学びました。
学生からは「コロナ禍で多職種連携についてはオンデマンド形式でしか学ぶ機会がなかったが、本日のように実際医療の現場で今まで学んできた知識について身をもって学ぶことができた。また薬剤師から医師へ患者と薬剤についてフィードバックがあるのはチーム医療として重要なことだと感じた」と意見があり、薬剤部での実習は将来医師として働く上で薬剤師の立場を学ぶ機会となっています。

基本臨床実習の看護部・薬剤部実習が進行中です。

 東邦大学医学部では4年生の基本臨床実習においてチーム医療の必要性とその中で医師の役割を学ぶことを目的として『看護部・薬剤部実習』を行っています。今回は12/21(木)に取材した東邦大学医療センター佐倉病院で行われた看護部の実習現場を掲載しています。
 この日の実習では入院病棟で従事する看護師の方からシャドーイング形式*で学んでいました。病棟では多くの看護師の方がうまく連携を取りながら、様々な業務に従事しており、学生は輸液準備やベットメイキング、感染対策の現場を学びながら看護記録の残し方など多くのことを学びました。学生からは「長時間患者の方と接することが想像以上に多く、また仕事内容も多岐にわたることが実際の現場で学ぶことができた」と意見があり、看護部での実習は実際のチーム医療現場を学ぶ機会になっています。

*実際に従事している看護師の後ろに同行して現場の経験を学ぶ方法

地域医療学(千葉)Ⅰの今年度の授業が終了しました。

 11/11に地域医療学(千葉)Ⅰの授業が地域医療学Ⅰ・Ⅱとの合同授業で行われました。この日の授業は発表会形式で、今夏に行われた千葉地域と新潟地域での実習も含めてこの授業を通して学んだことについてグループごとの発表が行われました。各実習から直接体験したことだけでなく、医療の前段階の各地域のバックグラウンドや社会状況など生活者の視点が重要であるとの発表や討論になっていました。
 授業後の学生アンケートでは「他の実習先学生からの発表を聴くことで地域医療全般の理解を深めることができた」「実際に実習に行くことで地域医療・へき地医療について理解が深まった」と意見があり、この授業を通して地域医療に対しての好奇心と情熱が喚起されたようです。

本年度の医療の質実習 (いえラボ実習)が進行中です。

東邦大学医学部では4年生の基本臨床実習において、『医療安全』『感染管理』『生活者を見る』に焦点を当てた『医療の質実習』を行っています。医療の質実習の一環として、在宅での感染対策を生活者視点で学び、実践能力を習得することを目的として、「いえラボ実習」を東邦大学地域連携教育支援センターの協力のもと、サテライトキャンパスいえラボにて毎週金曜日に行っています。
 今回は10/27(金)に取材した実習の写真を掲載しています。
 
 この日の実習では大田区をモデルに医療のバックグラウンドにある地域の状況を学習し、また実際に生活者視点の考え方として、いえラボの間取り(3LDKのマンション)にて住人が感染により自宅療養となった場合を想定したゾーニング(感染領域と非感染領域の区分け)のシミュレーションを行いました。各自の考えを発表し合い、病を持ちながらの生活について想像をする機会になりました。同じく家族に感染症陽性者が出た際のシミュレーションをVR機器を用いて学びました。

学生たちはいえラボ実習にて、生活者視点での見方・考え方を学んでいます。

全人的医療教育Ⅱ(医薬合同授業)が実施されました。

  多職種専門職連携演習の一環として医学部と薬学部の合同授業を行っています。この授業では討論を通じて医療倫理並びにプロフェッショナリズムに関する課題について考えてもらいます。日頃大森キャンパスで学ぶ医学部および習志野キャンパスで学ぶ薬学部の2年生が、今年度は9/30()10/7()10/21()で合同授業を行いました。

 
 授業では提示された医療や健康に関する論題について、肯定派・否定派の2チームに分かれてディベートを行いました。午前中は各チームに分かれ、与えられた論題に対し自チーム内で情報収集とその整理を行い、午後からはそれぞれの立場で白熱した討論を行っていました。
 この経験が多職種連携の基礎になることを期待しています。

人間性教育に関する介護体験学習を行いました。

10/19()10/20()に千葉県佐倉市にあるユーカリ優都会にて介護体験実習を行いました。
 
  今回の実習では1年生全員が社会福祉施設にて実習を行いました。写真にはそのうちの1グループ10名が訪問した介護老人保健施設ユーカリ優都苑と特別養護老人ホームユーカリゆうとの杜での様子を載せています。ゆうとの杜では車椅子を用いて散歩をしながら入居者の方と、優都苑では入居者の方の介助をしつつそれぞれの場所でコミュニケーションをとりました。学生の多く中には高齢者施設に暗いイメージを持っていたようですが、その認識は一掃され多くのことを学んだようです。

「全人的医療人教育Ⅰ:プロフェッショナリズム(医療体験実習)」の授業を行いました。

10月5日(木)に医療体験実習の事前学修として、車いすの使用方法と高齢者疑似体験を実施しました。車いすの使用方法では、車いすの詳細な説明後、実際に段差やスロープの移動を行いました。また、高齢者疑似体験では、疑似装具を用いて加齢に伴う視野の狭窄、聴覚機能の低下、肘・膝関節可動域の制限、筋力の低下等を体験しました。
 今後学生は各グループに分かれて実際に福祉施設での実習を行う予定です。

地域医療学(千葉)Ⅰの授業が実施されました。

8月26日(土)に佐倉病院で実施された夏季実習(7/25~7/26)の振り返り授業が行われました。
この授業は「地域医療学(千葉)Ⅰ」「地域医療学Ⅰ・Ⅱ」の合同で行われ、佐倉病院・新潟県の各病院で夏季実習を終えた32名の学生が参加しました。
 今回は少人数グループでメンバーを入れ替えながら対話を繰り返し行うワールド・カフェ方式(*)でグループワークを行いました。
「地域医療で求められる医師」について、前半は千葉県(佐倉病院)実習組・新潟県実習組が別々に、後半は千葉県実習組・新潟県実習組が混合でテーブルマスターを中心にディスカッションを行いました。最後に、各グループで「地域医療で求められる医師に必要なこと」をテーマに発表が行われました。

*1テーブル4~5人で対話を行い、一定時間が経った時点でメンバーを入れ替え、対話を繰り返し行うグループワーク方法

地域医療学(千葉)Ⅰの佐倉病院での夏季の実習が実施されました。

7月25(火)~26日(水)に1泊2日の日程で千葉県地域医療実習が東邦大学医療センター佐倉病院で行われました。  
この実習には「地域医療学(千葉)Ⅰ」の他、既存の「地域医療学II」と「千葉県地域枠」の学生を含め26名が参加しました。
「看護体験学習」では実際に看護師の日常業務を近くで見ながら熱心に説明を聞いていました。「研修医との体験実習」ではペアの研修医に付いて病棟や外来を回り、日々の研修医の業務や患者さんと接する様子を真剣に見学していました。また、地域医療の魅力という視点から東邦大学医療センター佐倉病院内科の清水桃子先生より、地域医療の最前線である医療施設での勤務経験から「いすみ医療センターにおける医療・研修」の講演を、また、本学卒業生で東邦大学医療センター佐倉病院腎臓内科の鈴木裕介先生より「キャリア形成について」の講演をいただきました。

 実習1日目:7月25日(火)
実習2日目:7月26日(水)

全人的医療人教育1の授業が実施されました。

6月28日(水)に人間性教育プログラムの一つである他職種連携学習として、医学部医学科1年生(134名)と健康科学部看護学科1年生(68名)の合同演習(薬害概論)が行われました。
少人数討論では、医師になる身、看護師になる身から意見を交換し、将来医療現場での他職種との連携の重要性を理解するきっかけとなりました。

1限:倫理(薬害概論-1)授業説明と少人数討論
2限:倫理(薬害概論-2)少人数討論及び発表資料作成
3限:倫理(薬害概論-3)学習成果発表と質疑応答

地域医療学(千葉)Ⅰの授業(2回目)が実施されました。

6月17日に地域医療学(千葉)Ⅰの今年度2回目の授業を行い、3名の外部講師に千葉県の医療、地域医療について、ご講演いただきました。
 学生は、多角的な視点から千葉県の地域医療について学び、千葉県の地域医療の全体像や地域におけるジェネラリストの重要性を知ることで、今後のキャリアを考えるきっかけになったようです。

1限:「医師の立場から見える千葉県地域医療の現状」
   佐倉厚生園病院院長 長尾 建樹先生
2限:「千葉県地域医療の実際」
   千葉西総合病院内科部長 八重樫 牧人先生
3限:「行政の視点からの千葉県医療の現状と課題」
   千葉県健康福祉部医療整備課医師確保・地域医療推進室 菊地 美香室長

地域医療学(千葉)Ⅰが開講しました。

6月3日に令和5年度の「地域医療学(千葉)Ⅰ」が開講され、初回授業が実施されました。
この日は、既存の地域医療学Ⅰ、Ⅱと合同で授業(新潟、千葉合同にて)を行いました。
1限は新潟県立津川病院の前田瑞穂先生から「新潟のへき地医療」についてのご講演と、本学の中村陽一先生から「千葉県のへき地医療」の題でご講演いただきました。
2、3限は1限の基調講演を基に学生がグループディスカッションにて「へき地医療」の問題点とその対策、夏の実習で着目したいこと、行いたいことなどを話し合い、発表を行いました。参加学生はそれぞれ気付きがあったり、自分なりの目標を立てられていたようです。

お問い合わせ・連絡先

東邦大学 
地域志向医療人材養成プログラム

〒143-8540
東京都大田区大森西5-21-16
postcorona.chiiki@ml.toho-u.jp