輸血は臓器移植の一種と考えられており、補助療法であるにもかかわらず、重篤な副作用・合併症を伴う可能性があります。
日本輸血・細胞治療学会は、平成4年に安全かつ効果的な輸血の発展と普及を目指し、輸血医学の基礎および臨床に関する知識と実践力を備えた医師の育成を目的として日本輸血・細胞治療学会認定医制度を、平成7年には輸血に関する正しい知識と的確な輸血検査により輸血の安全性の向上に寄与することのできる技師の育成を目的として認定輸血検査技師制度を導入しました。
当院では現在１名の日本輸血・細胞治療学会認定医および3名の認定輸血検査技師が在籍しています。

また当院は認定輸血検査技師のための教育や研修を担うことができる認定輸血検査技師制度指定施設として認定されています。

Ｉ＆Ａとは、inspection(点検)してaccreditation (認証)するシステムです。各施設において、適切な輸血管理が行われているか否かを第三者によって点検し、安全を保証することです。輸血用血液や分画製剤の適正使用を徹底と、輸血の安全の保証を目的としています。