循環器内科

7.静脈血栓塞栓症

血管には、動脈と静脈という二つの種類の血管があります。静脈血栓塞栓症(VTE)というのは、静脈の病気です。深部静脈血栓症(DVT)は、片側性の下肢に生じることがほとんどですが、まれに上肢に生じることもあります。誘因のある場合は最低3か月の抗凝固療法がひとつの治療目安です。
重症な場合、再発の場合はより長期間、治療が継続されます。診断は、超音波やCT検査で行います。当院では臨床生理機能検査部の尽力で、静脈超音波検査を数多く行っております。
また、下肢で生じた血の塊(血栓)が肺の血管に移動して、呼吸困難を生じる病態が肺血栓塞栓症(PTE)です。こちらも治療の主体は抗凝固療法です。最近では、癌や癌の治療に付随して併発することも多いことがわかってまいりました。いずれにせよ、早期診断・早期治療が鉄則ですので、片方の足や腕がはれた、呼吸が苦しいといった症状を感じられた際は、当院までご相談ください。(文責:清水一寛)
7.静脈血栓塞栓症