よくあるご質問
受診に関するQ&A
-
当科では紹介状持参患者を優先して診療しています。できるだけ、かかりつけまたはお近くの医療機関で簡単な内容で構いませんので、紹介状を作成してもらってから受診してください。紹介状作成時に受診日の予約を取ることもできます。紹介状がない場合には、選定療養費(3000円)をご負担いただいたり、診療待ち時間が長くなったりする場合があります。
-
上記のとおり、かかりつけの先生に紹介状を作成してもらってください。簡潔に、経過や症状、治療内容が書かれていると、当科で診察していただく際に大切な情報となります。
-
現在服用中のお薬がある患者さんは、お薬手帳・薬剤情報提供書・服用中のお薬などをお持ちください。薬剤のアレルギーの診断や、当科で処方する薬剤との飲み合わせの確認に必要になる場合があります。
症状に関するQ&A
-
皮膚症状は患者さんによってさまざまです。どんな皮膚症状か医師がしっかり診察して、診断をつけることが重要です。その診断をもとに原因となるアレルギーや免疫異常(膠原病)、背景となる内臓疾患などが発見される場合があります。
-
高齢の方や日光に当たる機会の多い方は、長期の紫外線照射により、顔や手などに日光角化症という初期の皮膚がんが発症することがあります。当科ではダーモスコープや皮膚病理検査で診断できます。初期であれば治療も最小限で済み、手術だけでなく外用薬での治療も可能な場合があります。
-
皮膚がんは、自分の目で発見することのできるがんです。ダーモスコープを含む診断を行い、皮膚がんが疑われる場合には、組織検査を行うことで確定診断ができます。気になるホクロがありましたら、受診することをお勧めします。
治療に関するQ&A
-
乾癬は現在のところ原因不明の慢性に繰り返す皮膚疾患ですが、さまざまな治療法を組み合わせて、皮膚症状のコントロールを行います。外用療法での効果が不十分な場合には紫外線療法や内服療法を追加できますが、最近では生物学的製剤という効果の高い治療法も安全に施行できるようになってきました。関節の痛みが出てきた場合には、関節症性乾癬という病態に進行した場合があります。早期の治療で関節の変形を予防することができます。
乾癬は最近では、高脂血症や高血圧、糖尿病、メタボリック症候群などの成人病との関連が、当科の研究などにより明らかになってきました。病院内の他科との連携により、これらの疾患も合わせて治療を行うと乾癬にも効果があります。 -
足の裏のタコやウオノメは力がかかることにより生じますが、加齢による足の筋力の低下によりできやすくなります。治療で消失することもありますが、繰り返す場合にはインソール(中敷き)の作成により予防ができる場合があります。当科では、整形靴専門の技術者との連携により、患者さんの足にあったインソールの作成を行うことができます。詳しくは診察時におたずねください。