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内視鏡的胃内バルーン留置術
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東邦大学医療センター
佐倉病院 消化器外科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)

内視鏡的胃内バルーン留置術

 
東邦大学医療センター佐倉病院では、肥満症の非手術治療として、内視鏡を用いた胃内バルーン留置術を行っています。

胃内バルーン留置術とは

内視鏡的胃内バルーン留置術は、内視鏡(胃カメラ)を使って胃の中に生理食塩水で膨らませた風船を留置するといった肥満症治療法の一つです。これは、胃の内容量が風船の分だけ少なくなるため、食事の摂取量が自然に少なくなり体重減少を期待する方法です。

参考HP


減量効果に関して、内科治療(食事、運動療法など)より高い効果が期待でき、非手術治療であることから、低侵襲でQOL(Quality of Life:生活の質)を保ちながら一定の治療効果も獲得することを目的とします。平均体重減少は10.7Kgで、糖尿病、高血圧、脂質異常症の治癒+改善は、それぞれ84%、60%、69%(内視鏡的胃内バルーン留置術の第5回アンケート調査結果報告より)。
しかしながら、減量手術治療と同等の効果を得ることは一般的には困難と考えられています(体重減少の程度、メタボの改善度など)。胃内バルーン留置術は、体重を落とすきっかけをつかみたい方、減量手術を受ける前に減量が必要な方に向いています。

当院では、「Orbera365」と「Spatz3」の二つのシステムのいずれかを使用します(Spatz3は2020年4月以降導入予定)。本治療は、所定のトレーニングを受けた医師のもとで実施します。留置期間は原則として1年以内です。

治療の対象となる方

  1. 年齢18歳以上65歳以下。
    初診時BMIが27以上の肥満があり、肥満関連健康障害を有する方。 *BMI=体重(Kg)÷(身長m)2
  2. 糖尿病・内分泌・代謝内科に外来通院中の患者さん、もしくは紹介状をもって、肥満症治療外来を受診できる方(以降少なくとも3ヶ月の肥満症治療プログラムを受けていただける方で、その後も治療意思のある方)
胃内バルーンの適応については、当院の所定の検査結果(血液検査、画像検査(内視鏡検査を含む)、心理検査など)を踏まえた上で、肥満症診療チームにより総合的に判断されます。

治療の対象とならない方

  1. 過去に胃の手術を行っている、中等度以上の食道裂孔ヘルニアがある、ピロリ菌感染がある(除菌後は要相談)、出血しやすい傾向(抗血栓薬を内服しているなど)がある、妊娠中および授乳中など、本治療を行うことのリスクが高いと判断される場合は適応となりません。
    詳しくは担当医に直接お尋ね下さい。
  2. 胃内バルーン治療の適応がないと判断される場合に、それを受け入れられない方。
    *当然ながら、引き続き当院の肥満症治療プログラムを継続することができ、将来的には胃内バルーンの適応の見直し、または減量手術を検討することも可能といたします。

副作用・危険性

胃内バルーン治療に伴って重篤な合併症や有害事象が発生することは稀ですが、以下のようなものが挙げられます。
  • 早期抜去(5%未満)、逆流性食道炎(約1%)、腸閉塞(1%未満)
最も多い副作用として、バルーン留置後早期に吐き気や胃部不快感が出現します。点滴や吐き気止めを使用しながら、通常数日で消失しますが、2週間を超えて続く場合は治療を中止することがあります(バルーンの抜去)。
そのほか、内視鏡に伴う、出血や穿孔などの腸管損傷、前投薬によるアレルギー(ショックなど)、鎮静薬による血圧低下や呼吸抑制などがあります。

治療にかかる費用

本治療は自費診療となります。入院は原則2泊3日で、費用は35万円(税込)です(食事・治療・検査代を含む)。これには胃内バルーン抜去のための内視鏡治療にかかるものも含まれます。胃内バルーンの抜去は外来で行います。
  • 本人希望の入院延長や個室希望の場合、別途追加料金がかかります。
  • 自費診療入院中は胃内バルーン治療に直接関連しない疾患の治療は行えません(混合診療の禁止)。
  • 胃内バルーン留置2週間以内のバルーン自体の初期不良による不具合については無償で交換いたします。ただし、吐き気や胃部不快感など本人の希望による胃内バルーン抜去は除きます。

補償について

患者さんに不利益が生じた場合の補償は特にありませんが,そのような事態が起きた場合には,東邦大学医療センター佐倉病院 安全管理規定に従って事故報告を行い、適切な治療を迅速に行うことになります。

内視鏡的胃内バルーン留置術についてのお問い合わせ

下記までお気軽にお問合せください。

電話

043-462-8811
「肥満症治療コーディネーターへ繋いで下さい」とお伝え下さい。
(10:00~17:00 土日祝日を除く)

メール

sakura.genryo@ext.toho-u.ac.jp
(土日・祝日を挟んだ場合およびご質問の内容によっては、お返事に日数がかかる場合がございます。予めご了承下さい。)