大腸がんが肝臓に転移したら末期がん?
一般に、大腸がんが肝臓に転移している場合には、すでに末期がんであると認識されがちです。しかし、肝転移部位をすべて切除できた場合には“治癒”できる可能性があります。幸い肝細胞がんと異なり、転移性肝がんに肝硬変が合併していることは少なく、肝臓の約70%を安全に切除することが可能です。理論的には、肝転移が多発していても正常な部分が30%残れば切除可能ということです。
当科では、転移性肝がんに対しても決してあきらめず積極的に肝切除を行っています。このようにして肝臓に転移がある患者さまでも約70%は5年以上生存可能となっています。
当科では、転移性肝がんに対しても決してあきらめず積極的に肝切除を行っています。このようにして肝臓に転移がある患者さまでも約70%は5年以上生存可能となっています。