WAT案内・要項
WATのご案内
近年、発達障害および発達特性の偏りがあるとされる患者・利用者が増加傾向にありますが、個別の診察や心理面接に加え、集団活動の練習の場・集団での学びの場も必要と考え、発達特性に着目し特化したプログラムとして『集団精神療法WAT』を開始いたしました。
集団精神療法WAT( Weekly Action Therapy)とは
発達障害および発達特性により日常の生活や社会場面において支障をきたしている患者さんを対象に、発達特性とは何か、自分の特徴とは何か、取り入れられる工夫はあるかを共に考え、コミュニケーションのスキル向上をも目指した総合的なプログラムです。”毎週共に集まり学びの活動をする“という意味をこめてWeekly Action Therapy (WAT)と名づけ、WATの参加がさらに将来への活動につながることを期待しています。
【グループの特徴】
- 発達障害に類似した特性を持つ者同士が集まり、情報共有・情報交換をすることで、集団の力動を活用し、各々が自己理解および生活スキル獲得を進めることが出来ます。
- 就労希望者は、WATの参加を通じて目標意識を高め、就労施設への移行を目指すことができます。
- 特性や困りごとを共有できる“自分の居場所”を作ることができます。
<これまでにご参加いただいた方の例>
家に引きこもりがちで何をするか悩んでいる方/就労時に困難を抱え休職中・無職の方/主婦
就労施設利用中の方/アルバイト生活継続中の方 など
患者さんお一人お一人の現在置かれている状況から前進するためにご利用いただき、それぞれのニーズに合わせたその後の進路をご提案しております。

WAT参加要項
参加対象・参加条件:
- 18歳以上で、約1時間半の座位が可能な方(途中休憩有)
- 知的水準が境界域以上
- 発達障害の診断がついている または 診断がつかないものの、発達特性による何らかの困り感がある
- 困り事は発達特性によるものだと共通理解がとれている
- 集団活動に了承いただける方
- 症状や困り感について話が出来る方
ご参加までの流れ
