糖尿病・内分泌・代謝センター

ご挨拶

高度肥満症で苦しんでいる方とそのご家族へ

体重を減らしたい・・・。しかし、そう簡単に行かないのが肥満治療です。
肥満の苦しみを分かってもらえない・・・。なかなか周囲の理解を得られないのが肥満治療です。

肥満は怖い「病気」です。放っておくと糖尿病、脂質異常、高血圧、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、腎障害、関節障害、月経異常(不妊症)や、さらに冠動脈疾患や脳血管障害などの重篤な合併症をもたらす可能性があります。肥満治療の原理は簡単なものです。食べる量を減らし運動量を増やせば、体重が減り、そして糖尿病などの合併症も劇的に改善することが分かっています。

しかし肥満は現代社会が作り上げた病気でもあります。現代社会に生きている限り、長年慣れ親しんだ生活習慣を変えることは、そう簡単なことではありません。「食べる」という行為は、人それぞれの心や生活背景に深く根付いているものですので、とくに肥満の方が「自分でコントロールできない」ということは、けっして「努力が足りない」だけでは片付けられません。

肥満治療は患者さん自身が実行するものですが、その成功には患者さんのサポートができるチーム作りが大切です。当院は全国的にも有数の肥満診療チームを形成しています。肥満診療の経験が豊富な看護師、内科医、栄養士、薬剤師、理学療法士だけでなく、心のサポートにも重点を置き、メンタルヘルスの専門医や臨床心理士がチーム一体となって診療にあたっています。さらに、近年わが国でも本格的にスタートした減量手術(肥満外科治療)については、この世界の第一人者である故川村功先生から多大なご指導を賜り、四谷メディカルキューブで研鑽をつまれた大城崇司先生を中心に、関東圏の大学病院では数少ない、外科治療を選択肢に含めた肥満診療チームとなっています。

我々の仕事は、患者さん自身の「変わりたい」という意欲やその実行をサポートすることです。そして将来の健康を取り戻して社会で元気に活躍していただくことが我々の願いであり、そして日本を支える力になります。なかなか減量できず孤独の中であきらめかけていた方、当院の糖尿病・内分泌・代謝センターに一度おかかりになられてはいかがでしょうか?
糖尿病内分泌代謝センター 准教授
齋木 厚人