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体組成バランスと腎臓

人間のからだの60%は水分でできており、その3分の1が細胞内液、その3分の1が細胞外液に分布します。幼児の頃はからだの70%が水分で、年を経るとともに水分量は減少し、高齢者では50~55%程度に減少します。筋肉は70%程度が水分で構成されており、細胞内液量に関係します。脂肪は10%の水分しか含まないので、体液バランスへの影響はあまりありません。

腎臓の働きが低下すると体液バランス異常が起き、体水分量が増加します。また、進行した腎不全では栄養障害も心配されます。筋肉量が減少すると細胞内液量が減少し、からだが保持できる水分量が減少します。

慢性腎臓病(CKD)はナトリウム貯留による細胞外液量の増加と栄養障害による細胞内液量の減少によって特徴づけられます。減塩と栄養障害の是正は重要なポイントです。
ヒトの体組成

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