脳神経内科

メディア・書籍案内

 💛佐倉病院脳神経内科が監修した「パーキンソン病と便秘」が、日経メディカル動画サイトにて配信されます! パーキンソン病の便秘は、薬剤の吸収にも影響し、悪性症候群(高熱・高CK血症と共に動けなくなる状態)やイレウス緊急手術に至ることがある大事な症状です。その予防とケアについて分かり易く解説しています。資料も併せご覧下さいませ💛

日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/ にて4月6日~5月7日までの公開となります。
視聴画面URL(直リンク版)⇒4/6~5/7までアクセス可能です。
https://nkbp.jp/egof025
どうぞご覧下さいませ。

資料 pdf


資料案内

💛「ヘルスアンドライフ」あなたの相談に専門医がお答えします・健康相談室Q&A に、佐倉病院脳神経内科榊原先生の「本態性振戦」が掲載されました。 本態性振戦は、薬物や手術で、治療が可能な病気です、と述べられています。

💛多領域、多職種からのアプローチ「慢性便秘」に、No.7「内科学脳神経内科医の視点からの慢性便秘ケア」が掲載されました。

年配の方に多いレヴィー小体型認知症(パーキンソン病が広がった形)では、病気の一部(腸管にレヴィー小体が出現)としての便秘が高頻度にみられ、消化管救急としてイレウス(腸閉塞)などをきたす場合もあります。このため、生活の質(QOL)の改善だけでなく、緊急を要する状態を予防することが重要です、と述べられています。

「慢性便秘」No.7「内科学脳神経内科医の視点からの慢性便秘ケア」 pdf


患者さん情報誌「マックス」(第50号)から 佐倉病院脳神経内科の榊原先生が取材を受け、記事が掲載されました。

★シリーズ: パーキンソン病と上手に付き合うためのヒント★
パーキンソン病患者さんの暮らしに密着した話題や治療法をテーマに、基本的な考え方や対処法などについて、専門医の先生に解説いただくコーナーです。
今回は、パーキンソン病における排尿のトラブルとその対処法についてご紹介します。

「どうしたらいいの? パーキンソン病の排尿障害とその対策」 pdf


患者さん情報誌「マックス」(第49号)から 佐倉病院神経内科の榊原先生が取材を受け、記事が掲載されました。

★シリーズ: パーキンソン病と上手に付き合うためのヒント★
パーキンソン病患者さんの暮らしに密着した話題や治療法をテーマに、基本的な考え方や対処法などについて、専門医の先生に解説いただくコーナーです。
今回は、パーキンソン病における便秘とその対処法についてご紹介します。

「パーキンソン病に伴う便秘への備えと対策」 pdf


Hospital File の東邦大学佐倉病院欄に神経内科が紹介されました。今後順次、各科が紹介される予定です。

  • 認知症とうつについての検査と治療
  • 物忘れなど認知症の初期症状に対応
  • 患者を支える家族の精神的ケアにも注力

https://hospitalsfile.doctorsfile.jp/h/1042831/ft/

「ラクっちゃ通信」(港区広報誌 2017夏 第10号)から 佐倉病院神経内科の榊原先 生が取材を受け、記事が掲載されました。

「ラクっちゃ通信」(港区広報誌 2017夏 第10号)
「夏バテ? だけじゃない 食後の低血圧にご用心」
食後に席を立とうとした時、めまいを感じたり、ふらついたことはありませんか? もしかしたら「食後性低血圧」かもしれません。

「ラクっちゃ通信」(港区広報誌 2017夏 第10号) pdf


Happy Face Caféに、佐倉病院神経内科パーキンソン病外来が取材を受けました(2017年2月発行)。

メディア案内

インターネットWebページ「お医者さんオンライン~著名医師が説明する 今あなたに知ってほしい病気・症状」に東邦大学佐倉病院脳神経内科の榊原隆次先生が登場します。タイトルは「発汗低下:どんな症状? 原因は? 検査や治療は?」。

自律神経障害の中でまだ余り知られていない、先天性無痛無汗症(CIPA)・特発性後天性全身性無汗症(AIGA)について、ステロイドパルス療法を含めた治療法が紹介されています。ぜひご覧になってみて下さい!

https://www.premedi.co.jp/お医者さんオンライン/h01876/

お医者さんオンライン

💛「OTSUKA DR'S STUDIO」Neupro Voiceに、東邦大学佐倉病院脳神経内科の榊原先生が出演しました。

  • 第1回 2020/9/10  パーキンソン病における排尿障害の疫学と病態」
    第1回
    パーキンソン病治療において、過活動膀胱をはじめとした排尿障害は多くみられる非運動症状の一つです。 パーキンソン病患者へのQOLの影響も大きいことから、適切な対応が望まれます。 今回は東邦大学医療センター佐倉病院 内科学 脳神経内科 教授 榊原隆次先生に「パーキンソン病における排尿障害の疫学と病態」についてご解説いただきます。
    https://mrkun.m3.com/mrq/message/OPC0000723/202008181535528220/view.htm
  • 第2回 2020/9/10 「パーキンソン病における排尿障害の診療と生活指導」
    第2回
    Neupro Voiceでは、パーキンソン病診療のポイントやニュープロの服薬指導など、実臨床に関するトピックスをご紹介します。 今回は東邦大学医療センター佐倉病院 内科学 脳神経内科 教授 榊原 隆次 先生に「パーキンソン病における排尿障害の診療と生活指導」についてお伺いします。
    https://mrkun.m3.com/mrq/message/OPC0000723/202009070922107104/view.htm

💛 ラジオNIKKEI「ドクターサロン」’視床出血後の頻尿’に佐倉病院脳神経内科の榊原隆次先生が出演します。2020年9月1日(火曜)23時00分~23時15分 

「ドクターサロン」’視床出血後の頻尿’ (東大阪病院 片山正寛先生より御質問) の収録が 東京都港区虎ノ門のラジオNIKKEIスタジオで、柏田中病院糖尿病センター長(元・帝京大学教授) 山内俊一先生を聞き手・榊原隆次先生を話し手として、2020年8月14日に行われました。「脳卒中による頻尿は頻度が高く、注意して伺うと良い症状であり、適切な治療があります」と榊原先生。一般放送は2020年9月1日(火曜)23時00分~23時15分、ラジコ radico.jp アプリのタイムフリー、ポッドキャストでも聞くことができます。
ラジオNIKKEI「ドクターサロン」

💛💛佐倉病院脳神経内科 榊原隆次教授が、2020年7月10日(金曜)19:00-19:40のe講演会に出演します。

「パーキンソン病の排尿障害に対する包括的マネジメント: ガイドラインの知見・泌尿器科との連携をふまえて」 
パーキンソン病は代表的な神経難病で、運動症状以外の様々な症状をきたしますが、それぞれに対する適切な治療があります。佐倉病院(脳神経内科)の榊原先生、大橋病院(泌尿器科)の関戸先生他を中心に、2017年、日本排尿機能学会からガイドラインが発刊されました。このガイドラインの判りやすい解説がございます。ぜひご覧になって下さい! 
大塚製薬e講演会の同時配信/オンデマンド配信/ウェブコンテンツの3形態で配信されます、詳しくは http://otsukalive.jp をご覧下さい。

東邦大学医療センター佐倉病院公開講座「歩行障害と共に歩む~予防と治療ケア」(2019年3月23日(土)、脳神経内科他主催)が、ケーブルテレビCABLE NET 296(地デジ10チャンネル/デジタルCATV 301チャンネル)の取材を受けました。

内容は、会の収録と、終了後の参加者皆様からのインタビューによるものです。
2019年5月1日から15日の間(1日2回、13時と21時30分)リピート放送されます。
ぜひご覧になってみて下さい。

佐倉病院脳神経内科 榊原隆次教授がWeb Seminarに出演しました。

「パーキンソン病の排尿障害に対する治療指針」 パーキンソン病は代表的な神経難病で、運動症状以外の様々な症状をきたしますが、それぞれに対する適切な治療があります。
佐倉病院(脳神経内科)の榊原先生、大橋病院(泌尿器科)の関戸先生他を中心に、2017年、日本排尿機能学会からガイドラインが発刊されました。
このガイドラインの判りやすい解説がございます。
ぜひご覧になって下さい!

週刊ポスト2017年12月15日号 Web版 「1日10回以上小便をすると医学的に「頻尿」とされる」

週刊ポスト2017年12月15日号 Web版 「1日10回以上小便をすると医学的に「頻尿」とされる」に日本医科大学泌尿器の近藤先生、東邦大学佐倉病院神経内科の榊原先生、順天堂大学泌尿器科の磯谷先生、ひらくクリニック院長の吉田先生、日本女子衛生短期大学の関先生が紹介されました。「認知症を発症すると頻尿を起こすケースが多いという。認知症により大脳皮質に異変が起き、本来必要でない排尿指令を膀胱に出してしまい、頻尿につながる。」

佐倉病院脳神経内科の学会発表(World Federation of Neurology)が、国際英文ニュース「NEWSFOX」に掲載されました。

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「Dementia with Lewy bodies (DLB) patients suffer more frequently from gastrointestinal dysfunction.」
(レヴィー小体型認知症患者さんは消化管障害をよりきたしている)
‘Our data could indicate that this form of dementia leads to acute intestinal pseudo obstructions in older patients.’
(高齢者のこの形の認知症では、急性の腸閉塞をきたす危険もあり注意が必要です。)

佐倉病院ニューロ公開講座が、ケーブルテレビCABLE NET 296ふるさとチャンネル(地デジ10チャンネル/デジタルCATV 301チャンネル)の取材を受けました。内容は、会の収録と、終了後の参加者皆様からのインタビューによるものです。

佐倉病院ニューロ公開講座
ケーブルテレビCABLE NET 296ふるさとチャンネル

  • 第1回放映
    2017年5月1日から15日の間(1日2回、13時と21時30分)

    リピート放送 東邦大学医療センター佐倉病院公開講座「地域で考えるケアと治療 歩行障害とともに歩む"診断と治療"」2017年3月25日土曜日、佐倉病院東棟7階講堂にて収録分
佐倉市高齢者福祉課 島村美恵子課長様
露﨑洋平神経内科助教
野口聡美メディカルソーシャルワーカー
詳細は下記もご覧ください。

地域で考えるケアと治療 歩行障害とともに歩む"診断と治療"(2017/03/25)


  • 第2回放映 2018年5月1日から15日の間(1日2回、13時と21時30分)
    リピート放送 東邦大学医療センター佐倉病院公開講座「地域で考えるケアと治療 歩行障害とともに歩む"診断と治療"」
    2018年3月24日土曜日、佐倉病院東棟7階講堂にて収録分
榊原隆次 神経内科教授
東邦大学医療センター佐倉病院 長尾建樹院長先生
佐倉市 蕨(わらび)佐倉市長様
詳細は下記もご覧ください。

地域で考えるケアと治療 歩行障害とともに歩む"診断と治療"(2018/03/24)


日刊ゲンダイ 2017年12月6日 の「元気になる健康ワイド特集」に、東邦大学佐倉病院神経内科 榊原隆次教授のインタビュー記事「ふるえがあれば神経内科」が掲載されました。

羽田空港国内線ターミナル出発ロビーに設置された羽田空港フューチャービジョン「健康エアポート2017」に、11/1(水)より、東邦大学佐倉病院神経内科の榊原先生が出演します。

OTSUKA DR'S STUDIO 「エキスパートと学ぶ!パーキンソン病の症状」に、東邦大学佐倉病院神経内科の榊原先生が出演しました。

  • 第1回 2017/10/04 パーキンソン病における排尿障害とは?
  • 第2回 2017/10/18 パーキンソン病における排尿障害の治療とは?
  • 第3回 2017/11/01 パーキンソン病における性機能障害とは?

神経内科を中心としたニューロチームによる公開講座「歩行障害と共に歩む~診断と治療」(2017/03/25(土)14時~17時開催)が、CABLE NET 296 / 地デジ10チャンネルの「ふるさとチャンネル」で下記日程で放映されます。

5月1日(月)~15日(月) 13:30~14:00/21:30~22:00の1日2回

地域で考えるケアと治療 歩行障害とともに歩む"診断と治療"(2017/03/25)

朝日新聞(全国版) 医療欄 平成29年(2017年)2月1日(水曜日)老いとともに 2月特集しびれ「しびれの原因 隠れた病気?」

東邦大学医療センター佐倉病院 神経内科榊原隆次教授、整形外科中川晃一教授 が掲載されました。
「しびれの正体は神経の働きの異常だ。手足の感覚を脳に伝える神経のどこかに異常があると、感覚がマヒしたり、何も触れていないのにジンジンしたりする。
・・・しびれを伴う病気は、糖尿病の合併症や神経を包むさやが壊れる多発性硬化症、筋肉を動かす神経が傷害されるギラン・バレー症候群など様々だ。」
ぜひご覧になってみて下さい。

朝日新聞ウェブ版:しびれの原因 隠れた病気? 「早めの受診を」

タイトル: 「パーキンソン病とは」
2016年2月5日金曜AM5時 パーキンソン病とは 第1回
2016年2月12日金曜AM5時 パーキンソン病とは 第2回
ラジオ日本出演

書籍案内

見てわかるウロダイナミクス~これであなたもエキスパート!!(関戸哲利・橘田岳也・東郷美緒編集 医学図書出版 東京 2020年6月)

見てわかるウロダイナミクス~これであなたもエキスパート!!(関戸哲利・橘田岳也・東郷美緒編集 医学図書出版 東京 2020年6月)
東邦大学大橋病院泌尿器科教授 関戸哲利先生 が中心となり発刊された本書に、佐倉病院脳神経内科からも榊原・舘野・相羽先生他多数参加させて頂きました~「脳血管障害・パーキンソン病・多系統萎縮症・認知症・正常圧水頭症・多発性硬化症とその関連疾患・急性散在性脳脊髄炎と急性横断性脊髄炎・前脊髄動脈症候群(脊髄梗塞)・脊髄動静脈奇形・髄膜炎-尿閉症候群」。神経疾患の代表的な症状の一つである排尿障害は、神経因性膀胱ともいい、他覚的なウロダイナミクス検査が治療方針を決めるために重要です。神経因性膀胱が唯一の症状となることもあります。各疾患の臨床、病理、ウロダイナミクス、ケアと治療について述べられています。

認知症の排泄ケア ベッドサイドマニュアル A5判 218頁 ISBN978-4-498-06438-6 2020年09月発行 定価(本体3,800円 + 税)中外医学社・東京

認知症の排泄ケア ベッドサイドマニュアル
この度、「認知症の排泄ケア ベッドサイドマニュアル」が、東邦大学医療センター佐倉病院脳神経内科の榊原隆次先生、同大橋病院泌尿器科の関戸哲利先生、日本コンチネンス協会会長の西村かおる先生の3人を編著として発刊されました。その他、東邦大学の先生方/皆様から多数の執筆を頂きました。
本書は、認知症の方の排泄(排尿と排便の働き)の困りごとについて解説する唯一無二の書! 最近まで対処法がないものと考えられてきた認知症の排泄障害ですが,その背景が明らかになるにつれて効果的な治療も可能となってきました。現場の「なまの声」への対処法を,医師・看護師などの医療者,家族会・介護支援専門員などの支援者たるエキスパートが実践的に説いています。推薦は、東京都健康長寿医療センター理事長の鳥羽研二先生、京都大学脳神経内科教授/前日本神経学会理事長 高橋良輔先生、日本赤十字看護大学名誉教授 川嶋みどり先生より頂戴しています。
認知症に関わる全ての方にお勧めの1冊です!

新臨床内科学 第10版 (矢崎義雄監修 医学書店 東京 2020年4月)

新臨床内科学 第10版 (矢崎義雄監修 医学書店 東京 2020年4月)
佐倉病院脳神経内科から「神経疾患: 多系統萎縮症・皮質性小脳萎縮症」(榊原隆次)が掲載されました。
神経難病の代表的な1つである脊髄小脳変性症のうち、多系統萎縮症は、ふらつき・呂律の回らなさと共に、起立性低血圧・排尿障害などの自律神経障害が必発致します。
本疾患の臨床・病理・病態生理と、適切なケアと治療について述べられています。

神経・精神疾患における消化管障害ベッドサイドマニュアル発刊のご案内

神経・精神疾患における消化管障害ベッドサイドマニュアル
東邦大学医療センター佐倉病院内科学脳神経内科の榊原隆次先生が、「神経・精神疾患における消化管障害ベッドサイドマニュアル」(中外医学社)を発刊されました。
以下はその序文です、少し長いですが、ご覧頂けますと幸甚でございます。

神経・精神疾患による消化管障害: ベッドサイドマニュアル

巻頭言

今回、中外医学社から「神経・精神疾患による消化管障害: ベッドサイドマニュアル」が発刊されることになりました。本書は、総合診療・一般内科、消化器内科・外科,神経因性排便障害を専門としない脳神経内科や精神科・心療内科、泌尿器科、脳神経外科・整形外科・リハビリテーション科、さらに患者さんに接する看護師、コメディカルの方々を広く対象に,薬剤性便秘、過敏性腸症候群も含めた神経因性排便障害に関する知識を,エキスパートの立場からわかりやすく解説する書です。総論的知識はもちろん,診断・治療のノウハウを実践的にまとめる,神経因性排便障害の診療ガイドブックができたように思います。

消化器内科・外科、泌尿器科の先生に広く知られておりますように、内視鏡で異常がない、いわゆる機能性疾患は、大きく脳神経内科的な病気と、精神科的な病気に分けられるように思います。脳神経内科的な病気とは、脳脊髄末梢神経筋に器質的異常があるために、消化器に異常をきたすものです。これには、脳神経外科の脳腫瘍・脳出血、脳神経内科の脳梗塞・パーキンソン病・認知症・多発性硬化症、整形外科の脊髄損傷、脳神経内科の末梢神経障害・ギランバレー症候群などが含まれます。症状は、胃もたれ・便秘などが多く、高度になりますとイレウスをきたすこともあります。痛みは通常伴いません。このうち、パーキンソン病は、通常の脳MRIで異常がみられませんが、最近、補助検査(心筋MIBGシンチグラフィー、脳ダットスキャン)で容易に画像診断をすることができるようになってきました。これらにかかわる自律神経系の機序として、norepinephrine [NE], acetylcholineとその末梢・中枢での制御物質(dopamine, serotonin, GABA, NE, opioidなど)が知られています。さらに、急性の脳疾患(クモ膜下出血、頭部外傷、脳卒中など、脳内ストレスとも言われます)は、自律神経系よりも、下記の情動系と同じcortisol, CRF系を介して、Cushing胃潰瘍をきたすことが知られるようになってきました。

精神科的な病気とは、慢性の心的ストレス(神経症・うつ病など)により、消化器に異常をきたすものです。症状は、機能性ディスペプシア・過敏性腸症候群などが多く、高度になりますと胃潰瘍をきたすこともあります。痛みをしばしば伴います。ストレスは、脳MRIで捕まえることができませんが、最近、PET検査や脳脊髄液等により、変化が捉えられるようになってきました。これらにかかわる情動系の機序として、cortisol, CRFなどが良く知られており、その制御物質(dopamine, serotonin, GABA, NE, opioidなど)は、中枢自律神経系と一部重畳しています。しかし、まだ診断マーカーが少ないことから、脳神経内科的な病気を十分に除外する必要があります。脳神経内科的な病気と、精神科的な病気の合併も、最近知られるようになってきました(うつ病とパーキンソン病の合併など)。

総論では、脳神経内科、泌尿器科および情動ストレスと上部・下部消化管症状、臨床オリエンテド上部・下部消化管の解剖・生理と受容体・薬理、腸内細菌叢、中枢自律神経系、中枢情動系、特徴的な消化器症状群としての胃潰瘍・機能性ディスペプシア・過敏性腸症候群、食道アカラシア、胃食道逆流症、特発性便秘、偽性腸閉塞(イレウス)・腸重積、宿便潰瘍、便失禁、他覚的検査としての上部・下部消化管の代表的検査、鑑別疾患としての器質性消化器疾患と薬物、治療として食事療法、運動療法、看護とケア、内科的治療、鍼灸治療、電気刺激、外科的治療について、第一線の先生方にご執筆を頂きました。

各論は、非常にバラエティに富みますが、脳の疾患については、重要で頻度も高いパーキンソン病・脳血管障害を、脊髄では脊髄損傷・二分脊椎を、末梢神経ではギラン・バレー症候群・糖尿病の項目を、まずご覧頂きますと、脳・脊髄・末梢神経の障害で、どのような排便障害をきたすのか、その場合どのように対処したら良いかが分かり易いように思います。高齢者の便秘と便失禁についても、全体像をまとめました。一方、特発性偽性腸閉塞、ミトコンドリア脳筋症、ヒルシュスプルング病といった、稀ながら遭遇する可能性のある疾患についても、簡略に触れています。

本書は、全体がコンパクト、コンサイスで、携帯にも便利であり、患者さんに実際に接する先生方、看護師さん、コメディカル、ケアに携わる方々に、必ず役に立つ一冊であると思います。本書をベッドサイドで手に取って頂き、知識の整理、治療・ケア方針の決定に役立つならば、望外の喜びです。なお本書は、中外医学社から出版されました「神経因性膀胱ベッドサイドマニュアル」の姉妹編でもあります。併せお手に取って御覧頂けますと幸いです。最後に、編集発刊に向け終始ご助言を賜りました、中外医学社 五月女謙一さんに心より深謝申し上げます。

2019年春
東邦大学医療センター佐倉病院脳神経内科教授
榊原隆次
東北大学心療内科教授
福土審

マスター脳卒中学: 最前線医療の現場からリハビリテーションまで(田川晧一、橋本洋一郎、稲富雄一郎 編著 西村書店 東京 2019年2月)

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佐倉病院脳神経内科から「脳卒中と排尿障害」(榊原隆次)が掲載されました。
脳の病気の代表である脳卒中では、まひ、しびれ、失語・意識障害と共に、排尿障害などの自律神経障害が、約半数の患者さんにみられます。脳の機能局在をみますと、排尿中枢がある前頭葉(脳の前方)が障害されると、排尿障害をきたしやすいようです。経過とともに改善することが多いですが、長引く場合は、適切な治療薬があります。

榊原隆次. 今日の治療指針2020年版、自律神経障害(多系統萎縮症を含む)、医学書院、東京、2019 in press

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古くて新しい自律神経は、血圧・呼吸・お手洗い(膀胱直腸)などの、生命活動に欠かせない、生活に直結する機能といえます。しかし、その障害の発症メカニズムは、いまだに十分に分かっていないことも実状です。本書では、自律神経障害、とくに代表的な自律神経の病気である「多系統萎縮症(たけいとういしゅくしょう)」について、その治療と望まれる対処法について述べています。

患者さん情報誌「マックス」(第50号)から、佐倉病院神経内科の榊原先生が取材を受け、記事が掲載されました。

パーキンソン病患者さんの暮らしに密着した話題や治療法をテーマに、基本的な考え方や対処法などについて、専門医の先生に解説いただくコーナーです。
今回は、パーキンソン病における排尿障害とその対処法についてご紹介します。

シリーズ: パーキンソン病と上手に付き合うためのヒント「どうしたらいいの? パーキンソン病の排尿障害とその対策」 pdf

「パーキンソン病における下部尿路機能障害診療ガイドライン」編集:日本排尿機能学会 パーキンソン病における下部尿路機能障害診療ガイドライン作成委員会 (榊原隆次[佐倉病院神経内科] 委員長、関戸哲利[大橋病院泌尿器科] 委員)発行:(株)中外医学社 2017年4月

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佐倉病院神経内科の榊原先生が委員長、大橋病院泌尿器科の関戸先生が委員を務める日本排尿機能学会ガイドライン作成委員会から「パーキンソン病における下部尿路機能障害診療ガイドライン」が発刊されました。

「病態の理解と実践に役立つ 下部尿路機能障害の治療とケア」(MCメディカ出版 2016年 谷口珠美、武田正之編集)

「病態の理解と実践に役立つ 下部尿路機能障害の治療とケア」
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佐倉病院神経内科から、下部尿路機能障害の種類と病態~認知症(榊原隆次)が掲載されました。

「神経内科外来シリーズ 2 パーキンソン病外来: みんなのレビュー」(メジカルビュー社 2016年 荒木 信夫 (総編集)、山元 敏正 (担当編集)、高橋 一司 (担当編集))

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佐倉病院神経内科から、排尿障害を呈する症例重度の便秘を有する症例(榊原隆次)の2編が掲載されました。

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佐倉病院神経内科から、痙攣発症脳梗塞(相羽陽介)、脳卒中と排尿障害(榊原隆次)、中枢性尿崩症(舘野冬樹)、MRIで発症8時間後では分らなかった延髄梗塞(岸雅彦)、卵巣癌によるTrousseau症候群の1例(渡辺怜奈)の5編が掲載されました。

Medical View社「LUTS診療ロードマップ」、2015年 榊原隆次共著

新・名医の最新治療 2016
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新・名医の最新治療 2016
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新・名医の最新治療 2016
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中外医学社「神経因性膀胱ベッドサイドマニュアル」(2014年5月佐倉病院神経内科榊原隆次編集) が発刊されました。

泌尿器科・神経内科・整形外科・脳外科・糖尿病科ドクターはもとより、広くコメディカルの方々に分かり易い内容ですので、参考にされてはいかがでしょうか。

「神経因性膀胱ベッドサイドマニュアル」表紙 pdf

「神経因性膀胱ベッドサイドマニュアル」序文 pdf