起立試験のご案内
立ちくらみ

立ちくらみ(血の気が引いて頭を下げたくなる/しゃがみ込みたくなるもの。強くなると、目の前が白くなったり、意識が遠のいてしまいます)は、神経内科の症状の中で多い症状です。
「立ちくらみ」の名前が示しますように、座位から立位へと立ち上がったときに多いですが(起立性低血圧)、運動をする(運動後 低血圧)、食事をする(食後性低血圧)、トイレのとき(排尿失神・排便失神)、首すじのこりや頭痛・不眠・食事がすぐれないとき(神経調節失神)などにもみられます。
このうち、神経調節失神は、とても多くみられ、ストレスや脱水が引き金といわれます。
一方、起立性低血圧は、比較的少なく、糖尿病性の末梢神経障害や、パーキンソン病などでみられます。
「立ちくらみ」の名前が示しますように、座位から立位へと立ち上がったときに多いですが(起立性低血圧)、運動をする(運動後 低血圧)、食事をする(食後性低血圧)、トイレのとき(排尿失神・排便失神)、首すじのこりや頭痛・不眠・食事がすぐれないとき(神経調節失神)などにもみられます。
このうち、神経調節失神は、とても多くみられ、ストレスや脱水が引き金といわれます。
一方、起立性低血圧は、比較的少なく、糖尿病性の末梢神経障害や、パーキンソン病などでみられます。
起立試験

起立試験は、立ちくらみの症状を調べるために行うものです。
起立試験(ヘッドアップチルト試験)は以下のように行います。
起立試験(ヘッドアップチルト試験)は以下のように行います。
- 予約日(水曜・金曜の午後)に、病院2階 神経内科の外来にお出で下さい。
- 検査室にお呼びし、担当技師より、電動検査ベッドの上に寝て、休んでいただき、短時間の安静をとります。
その際、検査が安全にできますよう、両足と腰のあたりに、安全ベルトをつけます。
同時に、血圧を測るため、血圧計を巻きます。
心電図を記録するため、胸に電極を貼ります。 - 10分間、頭部を60度持ち上げた姿勢にします。
(気分が悪くなることがありましたら、担当者にお伝え下さい。早めに検査ベッドを戻すことで、症状が改善致します。) - 検査ベッドを、最初の水平に寝た姿勢に戻します。
- 検査に要する時間は30分程度です。
- 検査結果のご説明は、別の日に担当医から行います。
(ご不明な点がございましたら、遠慮なくおたずね下さいませ。)
東邦大学医療センター佐倉病院
神経内科外来
榊原隆次 (2018.5.11)
神経内科外来
榊原隆次 (2018.5.11)
佐倉病院脳神経内科は、起立試験などを通して、起立性低血圧( 起立時血圧下降に伴い脈拍が増加するもの、単独でもみられますが、膀胱障害・消化管障害・睡眠時無呼吸を伴うことが少なくありません、比較的少ない、症状が強い) ・神経調節失神( 起立時血圧下降に伴い脈拍が低下するもの、単独でもみられますが、脱水・ストレス・長期臥床を伴うことが少なくありません、非常に多い、症状は軽いことが多い[ 起立不耐症ともいいます])の患者さんのご相談にのっています。
ご相談窓口